26話 ページ26
アーヤside
「入れよ。」
え、ばれてたの？
「あの、ごめんね。勝手に覗いちゃって。」
「別に。お前らにはばれてもいいけど。」
フウが何でもない事のように言うからちょっと安心。
「それにしても何してるんだ？」
うん。夜中にカメラで撮影なんて。
「えっとね。簡潔に言っちゃえばユーチューバー。」
ユーチューバー！？
「ん。『ダンスチームMystery』ってグループ名で活動してる。」
へぇ。中学生でユーチューバーの人っているんだね。
「知ってる！確かチャンネル登録者数が200万人を突破していたよね？」
「中高生に人気な今注目のユーチューバーだとか。」
え、そんなにすごいの！？
「まぁね。あっ、ごめんけど誰にも言わないでくれる？浜田って芸能活動禁止だから見つかったらヤバイんだ。」
そういえばそんな校則あったね。
「私の通ってる所も同じなんだよね。それもあって和花高校を受ける事にしてるんだけど。」
それもあったんだね。
3人だったら絶対受かるよ！
「アーヤも頑張ろうね！」
あっ、忘れてた・・・。
なんか現実味がないんだよね。
「明日、計画表立てよっか。アーヤなら絶対に受かるから安心してね。」
大丈夫かなぁ。
中学だって第1志望も第2志望も落ちて結局浜田だったし。
「いい事思いついた！あなた達7人！このダンスチームMysteryのメンバーになって！」
え、いきなりすぎる！
しかも私、ダンスできない！
「ナツ、勝手に決めるな。」
「まぁでも面白いんじゃない？3人だと迫力に欠けるのも事実でしょ。」
「そうそ！やっぱりカイはわかってるね！フウはやっぱり頭が固い！」
「おい、ここでやる気か？」
「やりたいけど機材があるもんねー。朝起きたらすぐにやろうか。」
「了解。」
え、さりげなくケンカを約束してない？
「それで、7人はどうするの？」
「もちろん！やらせてくれ！」
若武！？
「ちょっと、簡単に了解しないで！そもそも私、ダンスなんてできないよ！」
「あ、それなら大丈夫だから。」
へ？
「いきなり出てもらうって訳じゃない。数日練習期間を設けて個性を見極めてからだ。だよな？」
「そ！それにブレイクダンスなんて1日や2日で習得できるものもあるしね！」
え、そうなの・・・。
「それにKZの貴重な収入源にもなるし、何よりも目立てる！」
それを思ってるのは若武だけでしょ。
ナツが言ってるならなんか本当の事にも思えてくるけど・・・。
どうしよう？
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ねね - 面白かったです！！バカ杉とバカ武の言い合いを見て、消えた黒猫は知っているだったっけ？？どれかの本のシリーズで、上杉ではなく、出杉が出て面白かったwwそれが思いだしました！ (2021年4月1日 20時) (
レス) id: 1efb73ea53 (このIDを非表示/違反報告)
藤壺 - すごいおもしろかったです (2020年7月19日 21時) (レス) id: 2767eaffef (このIDを非表示/違反報告)
彩奈 - 読みました。とっても面白かったです。ただ一つお願いがあって、会話文の前にその人の名前の頭文字を入れることは可能ですか？できるならばお願いします。例えば若武なら若「」という感じです。 (2019年2月12日 6時) (レス) id: c4ccdcc99d (このIDを非表示/違反報告)
ホワイトノート - ありがとうございます！ (2018年7月29日 14時) (レス) id: 879f49579e (このIDを非表示/違反報告)
ギラティナ(プロフ) - おもろいデス！ (2018年5月6日 20時) (レス) id: 7b31dac02f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホワイトノート | 作成日時：2018年4月2日 16時
