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ほんまに、なんで。こういう弱いとこも、ずるい所も全部全部好きやって思てまうんや。
彼女が出かけ始めた頃からその思いはだんだんと俺の中で強くなり、今では制御出来ひんほど重く苦しいものになってる。
二人でおる時は愛おしいなってだけなのに、男とおると俺のものに手ぇ出すな、Aもなんでそんな奴の近くにいるん?って気持ちに支配されてまう。
今やって
「センラ、言い過ぎやろ。」
なんて、かっこよく庇う志麻くんにドロドロの感情止まらへん。
「志麻くんには関係ない。」
「あるよ、センラのチームメイトやもん。」
そんな、綺麗な理由じゃないやろ。
「ちゃうやろ。志麻くん、Aの事、好きなんでしょ。俺、ずっと知っとったよ。」
あぁ、言うてもうた。ずっと前から気づいとったけど隠しとったこと。
俺が惚気ける度に、「へぇ、センラがそんなメロメロなんて珍しいなぁ。」って言いながら羨望の目で見とったの知っとった。
「…そんなこと」
まっすぐ見とった芯の強い目が俺から逸れた。やっぱしそうやったんや。
「はっ、図星やん。ほら、帰るで」
図星をつかれて出た少しの隙を見てAを志麻くんから奪う。Aは、俺に手を引っ張られると素直に応じた。
「待って。せや。俺、Aちゃんのこと好き。そやから、センラの元には返したない」
弱々しい志麻くんなんて、久しぶりに見た。やけど、譲れへん。もうここまで来たんや、引き返せなんてしいひん。
「…Aちゃん、俺と一緒におって」
志麻くんは、縋るように俺が掴んでる手とは逆の手を掴む。
「Aは俺の彼女やから、俺と帰るよな」
選んで欲しい。誰でもええんやない。どない酷いことしても、俺の彼女やからな。
「私は、」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
終わり!落ち方わからん!!
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しののん(プロフ) - 乃々夏さん» ありがとうございます!!そんな、もったいないお言葉です。これからも、自分のペースでキュンキュンできるような文章書けるよう頑張るので応援してくれたら嬉しいです。私はそんな可愛いこと言ってくれる乃々夏さんが好きですよ。 (2021年4月21日 23時) (レス) id: cf6d46ce71 (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - あ、もうなんか…いろいろ最高すぎて…////ありがとうございます(?)うらたさんのせんせ、めっちゃ好きでした!!!えちえちのうらたさんに弱いんです…。あの、え、好きです(唐突) (2021年4月21日 22時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - こちらこそ、リクエストありがとうございました!!書いててめちゃめちゃ楽しかったです!これからもご愛読いただけると幸いです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: d1ef548834 (このIDを非表示/違反報告)
雛*Hina(プロフ) - ひゃあああああああ!!!!! ありがとうございました!!!! 読んでてめっちゃぞくぞくしました…… こたぬきなので順番まわってきて嬉しかったです……w (2021年3月16日 20時) (レス) id: 0414141c02 (このIDを非表示/違反報告)
しののん(プロフ) - 雛*Hinaさん» コメント、ご愛読、ありがとうございます!リクエスト了解しました。ホワイトデーの話が終わり次第執筆しますので、ゆったり待ってくれると嬉しいです。これからも楽しんで貰えるよう頑張るので、応援してくれると幸いです!! (2021年3月15日 20時) (レス) id: d1ef548834 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しののん | 作成日時:2021年3月10日 11時