○31.Kento side ページ31
「すみません、急に押しかけて」
「いっいえいえ…っ…えっ!Aちゃーん…」
オロオロしながらもお茶を出してくれるところが大人だなあと思う。
「マコさん、ですよね?」
「ええっ?!はい!!マコです!!」
「Aちゃんが話してた上司の方かなって思って」
ずっと照れてた彼女の顔が、Aちゃんの名前を出すとふっと緩んだ。
「そうなの?嬉しいなあ〜。健人くん、でいいのかな…?ほんと夢みたいで。ごめんなさい。」
「いえいえ!嬉しいですよ。Sexy Girlに会えるのはいつでも。」
はぁ〜すごい。とマコさんがため息を着く。
「Aちゃんとはどういう?」
「んー。片思い・・・ですかね?」
「はっ?!」
「ナイショですよ?マコさん、信用してるんですから。」
しー。と口に指を当てると、神妙な面持ちでぐっと首を縦にふった。
「そうなんだ〜びっくり・・・だよ。びっくりしすぎて・・・ごめんね?Aちゃん全然そんな事言わないから〜。あ、案内する!Aちゃんいるから。」
「えっ…「いいからいいから♩」
.
「…あっ」
「見つけた?早いなあ(笑)」
Aちゃんがいた。
仕事用のパンツスーツが、キリッとしていてすごく大人っぽい。
ドレスを花嫁さんと選ぶその顔は、咲くような笑顔だった。
「綺麗でしょ?ほんとにあの子イイ顔するんだ。専門学校も1番で卒業して、ほんとは私のアシスタントなんかならなくていいくらい。」
Aちゃんを語るマコさんは、すごく誇らしげ。
そんな様子をみて胸がいっぱいになる。
.
「ごめんね?Aちゃん呼んでこようか?」
「いえ、大丈夫です。ありがとうございました!!」
なんか仕事中に引き留めるのも悪いと思って、何も言わずに帰ることにした。
いつもと違う顔に、ずっとドキドキしてる。
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ぽっぴん(プロフ) - とても面白かったです!続編が見たいです…!!! (2017年3月3日 2時) (レス) id: c22c07e894 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - りすさん» わぁ!ありがとうございます!!私も年下ですよ〜笑。そうなんですね!テストお疲れ様でした!頑張ります泣。これからもよろしくお願いします! (2014年11月29日 19時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
りす - ずっと読んでました!すっごく面白かったです。健人君より年下ですが…(笑)私もテスト終わったばっかで頑張ってくださいね♪ (2014年11月29日 7時) (レス) id: e8a3a6402e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅ぽにょ(プロフ) - にゃさん» ありがとうー! (2014年11月26日 18時) (レス) id: b42ba404ae (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 完結してるー。お疲れさん。 (2014年11月26日 18時) (レス) id: 6b865dbf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅ぽにょ | 作成日時:2014年10月6日 10時