年下彼氏、いかがですか？【Kento.N】

○30.Kento side ページ30

今日のオフは誰にも内緒。
俺の向かったさきには、立派な結婚式場。


Aちゃんの、輝く場所。


．


「すいません！」


受付にいる女の人が驚いた顔で俺を見る。


「えっと･･･新郎の方ですか？」


「へっ?!?!あっ！すいません！違います!!」


全力で否定すると余計に困らせてしまった･･･。
そうだよなあ。ココ、結婚する場所だもんね。

俺もバカだなあ。


「申し遅れましてすいません。宮島Aの知り合いなのですが･･･」


「あっ！！Aちゃんの！いま休憩入れないと思うので少し部屋で待っていただけますか？」


「はい！！」


不審者の身元が判明したのか、肩の荷が下りたような顔をするお姉さん。
俺のことわからないのが幸い･･･ごめんなさい。


「こちらです！あ！マコさんマコさん！Aちゃんの知り合いさんだそうで！」

「はーい！！……えっ……」



こっちのお姉さんは知ってるみたいだね？(笑)

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