このストーカー共をどうにかしてください！！！！part2 (ページ18)

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願い2‐18 ページ18

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『!!』

目を開けるとそこは親友がトラックに轢かれる寸前だった

『あかん！！！そっちは！！！！』

トラックに轢かれた子は、轢かれる前、僕に向かって何か言葉を発した

何を言っていたのかは、今でもわからない。

『か、なん...』

あと数センチ、手が届いていれば果南は死なずにすんだのに

ふと目に入ったカレンダーの日にちは果南の命日だった

今でも思い出す。

大事な、大切な人が死ぬ瞬間を

良くなっているはずの首の火傷がいたんで辛い。でも、これ以上に辛いのは果南のお母さん達だ。僕の顔を見ると果南を思い出して辛いと泣いていた。

だから、命日にお墓参りをしようとしても鉢合わせする可能性が高いから会いには行けない

いや、ただ果南から逃げてるのかもしれない

『...最悪や』

「なにが...？」

『...果南が、死んだ時の夢見た』

寝起きで少し声の低い星海にそう言うと頭を撫でられ、抱きしめられる。

そう言えば、果南は星海のこと好きやったな。なんて

「...そら、お前のせいじゃない。事故やったんやから...」

『...それぐらい、知っとる』

飲酒運転していたトラックに轢かれたのだ。それぐらい覚えている

その後、すぐに来てくれたのは星海だってことも、パニックおこして過呼吸で倒れそうになった僕を助けてくれたのも、全部

『朝ごはん、食べよ』

「...もうちょい、このまま」

強く抱き締めてくる星海。いつもなら引き剥がすのにそれをしないということはもう認めてもいいってことだろうか。

それかただ、温もりが欲しかっただけだろうか

今日1日、部屋から出ることは無かった