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花火大会 ページ7

近くの公園で待ち合わせ

17時を越えてもまだ明るくて行き交う人は皆同じ花火大会のか以上方面へと向かっていってる




花火大会とかいつぶりだろう

去年も一昨年もその前も‥家からと浮く離れた花火の上がる音だけ聞いた記憶しかない




そんなわたしが急に"友達と花火見に行く"何て言ったからお母さん張り切っちゃうよね




膝丈スカートだって少し近づいた"今時の女子"にお母さんはどちらかといったら喜んでたし

「せっかく可愛く産んだのに、お洒落して楽しんでね」なんて


今まで心配させてきてたんだろうなー






ぼーっと考えてたら至近距離から声が降ってきた
「浴衣可愛いじゃん」


似合ってる。 と付け足す辺り、女の子慣れをひしひしと感じる


モテそうだしそんなもんだよね





「そ、そうかな。。ありがと‥」





ただお礼をいっただけなのに浦田くんは少し驚いた顔をして すぐにニッと笑った


「いつもそのくらい素直だとなお可愛い」




そのまま手を握られて花火へと向かう人たちの群れへと歩みだした



「ちょっと」

勝手に握られた手へと視線おおとす





「人多いしはぐれたら困るだろ」

当然と言わんばかりに余裕の笑み






「は、ぐれたらそのまま帰るから大丈夫だよ」


可愛くない






浦田くんはへらーっと笑いながら「じゃあ絶対に離せないね」っと言いながらきゅっと握る




誰かに見られるかもしれない繋がれた手は恥ずかしすぎて歩きながらも少し抵抗






「繋いでなくてもはぐれないよ」



子供じゃないんだから


ぽそりと呟くわたしに浦田くん()は「子供じゃないならナンパでもされたら困るでしょ」なんて視線は進行方向のまま呟き返された




ナンパなんてないし


むしろ浦田くんのがされてそうじゃん‥





喉元まできた言葉はのみこんだ

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こたぬきよりのcrew - 切実に好きだわ 更新頑張って♪ (2019年7月5日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年6月27日 3時

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