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校門を通りすぎる、ただ歩いてるだけなのに昨日までとは違う違和感
人から向けられる好奇な目差し
テストの結果を見たあの日、
帰りの道のりを浦田くんと並んで歩く
登下校も時間がずれてたから知らなかったけど近所に引っ越してきてたんだね。
完璧に無理矢理ついてこられた自室で眼鏡の没収と
「何でそんなこと‥」と抗議はしたけどテストに負けたのは誰?とにんまり悪い顔して当然のように発言する
そしてその指導がはいったチェックと要し朝から玄関のチャイムを鳴らし迎えにまで着た浦田くんはよほどの変わり者だと認定したい。
ずっと地味に目立たないように過ごしてきたのに、
可愛い子からたくさん声かけられてるのに何でわたしに構うのよ‥
心の声で訴えるけど振り向いた浦田くんには一切伝わってなくて
むしろ手を握られ浦田くんに好意を寄せる女子から反感をかいたくなくて手を振りほどこうと必死に振り払う
‥
握られた手はぎゅっと力を込められて逃げれなかった
それどころか「彼女だってみんなに言ってもいいんだけど?」と耳元で囁く転入生は悪魔に違いない
服装検査で引っ掛かりそうなスカート丈だけは死守して膝丈にしてもらえたのは救いだった
夏休みまで後一ヶ月
この期間で浦田くん仕様にカスタムされてくのをこのときは知らなかった。
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こたぬきよりのcrew - 切実に好きだわ 更新頑張って♪ (2019年7月5日 20時) (レス) id: d73a6f0aa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2019年6月27日 3時