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いつまで泣いてたんだろう。
もう、泣くことにも疲れた。
「...奈菜。
これからは、あなたが健人くんの分まで生きればいいのよ。」
「.......」
正直、嫌だ。
健人くんの分までだなんて。
「...お母さん、明日は学校、休むから。」
「えぇ。」
...健人くん。
もう1度だけでいいから、会いたいよ。
・
放課後ーーー
今日はどうにか、学校に来た。
でもやっぱり気分は重くて、皆が帰った教室に残っている。
別にここまではおかしくない。
ただ1つ、おかしいのは
目の前に健人くんがいるってこと。
なんか、花に水をあげてるっぽい。
私は健人くんに会いたすぎて、幻を見てるのかな...
しかも、足が浮いてるし!
もしかして...
幽霊!?
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作者名:TTR | 作成日時:2017年12月9日 10時