君に恋してる ３

１４２t.side ページ42

玉「ね…。付け方知ってる？」



「…え？」



玉「私のだよーってシルシ。
俺もさっき付けたでしょ？」




これだよ、って指さしたら

ブワって赤くなりながら知らないって。




玉「ちょっとやってみてよ。
さっきのされた感じの。
チュウって吸うだけ。」



「チュウって…？」



玉「ふふ、そう。やってみて？」




素直で俺に従順なお姫様は

顔を真っ赤にしながらやってくれちゃうわけ。



ゆっくり近づいて来た可愛い唇。


それが触れただけでゾクゾクする。





玉「んはは、もっと強く(笑)」




遠慮してるのか、すげー弱々しくやってるから

くすぐったくて笑っちゃったわ。




何回も、あれ…？って

自分が口付けたところ見返しては

また吸い付いて、の繰り返し。





やっと跡がついて、そこを摩りながら

嬉しそうに笑ってる。





玉「ふふ、こっちにも」




そう言ってアゴを突き出せば

恥ずかしそうにキスしてくれる。





やっぱ、母さんが帰ってからとか無理。






「っ…裕太くん！」




玉「シッ！あんまデカい声出すと
母さん上がってきちゃうから」




締め付けてるホックを外して

柔らかいのに触れたら

キュって口結んで必死に声を我慢してる。





玉「やっぱ無理。」



「でも…」



玉「今は声は我慢ね？」



「そんなの無ッ……ぁ」




両手で口抑えて、必死に我慢してるの見たら

余計にいじめたくなっちゃう。




だってすげー可愛いんだもん。









.








.









結局最後までシちゃってそのまま寝ちゃった俺ら。


俺が起きたら母さんはもう帰ってた。





終わった後、服着せといて良かったわ…。






Aちゃんの寝顔を見てたら


母さんからメッセージが来た。






〉ステキな子で安心しました。
大事にしてあげなさいよ。






……当たり前でしょ。



これ以上にないってくらい大切にしたい。





玉「………好きだよ…」





隣で眠ってるお姫様が目を覚まさないように



そっとキスをした。




.

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