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北「ほら、玉森起きろー!」



ゆさゆさ裕太くんを揺すってる北山さん。



今だに私に抱きつきながら眠ってる天使さんは、目をこすりながら唸ってる。



髪をふわふわ撫でてみたら、ふふってしてて。





玉「寝ちゃったわ」




裕太くんが起き上がったから

今まであったかかったのが、一気になくなっちゃって。




北「久々だし、もう一軒行っとく?」



宮「おーいいねぇ」




なんて、皆次に行く準備を始めたから

私も立ち上がった。



アウターをハンガーから取ろうとしたら、



玉「どうしたの、そんな悲しそうな顔しちゃって」



「え…?」




裕太くんが、どうぞって着させてくれて

ふわふわ頭を撫でてから、行こっかって。



店の外に出たら、外はひんやりと冷たかった。




家からそんなに遠くないし

1人だし歩いて帰ろうかな、なんて意気込んでたのに…。



この寒さの中、歩いて帰ったりしたら

心の芯まで冷えちゃいそう…。





玉「じゃ、おつかれー」



藤「またなー」



北「Aちゃんまた会おうね」



「え?!あの…

玉「もうミツには会わせないから。」



北「んでだよ(笑)
気をつけて帰れよー」



宮「タマもAちゃんも、学校でねー」




ひらひら手を振って、三人とは逆方向に向かって歩き始めた裕太くん。




スタスタ歩いてタクシー止めちゃってるし。




「裕太くん」



玉「ん?」



ほら、寒いから乗って、って

押し込まれちゃった。





「北山さんが、会うの久々だって言ってたから
てっきり皆と一緒に行くのかと…」



玉「行かないよ。帰りたかったもん」



「でも、私が居なかったら…」



玉「何言ってんの。1人で帰すわけないでしょ。
あんな寂しそうな顔しちゃってさー。
てかさ、俺が一緒に帰りたかったの!」




そう言われちゃうと、何も言えなくなる。




「……私も、一緒に帰りたかった、」




大きい手を握ったら

裕太くん、ふんわり笑ってる。




玉「ふふ、よくできました」




握り返してくれた手は

いつもよりもあったかく感じた。




.

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ゆゆ(プロフ) - 移行中なんですね!続きすごい気になってます。移行後の続き楽しみにしてます! (2018年2月9日 17時) (レス) id: 5f259c3649 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 更新おめでとうございます!この後の展開がすごく気になります(><)!楽しみに待ってます\^^/ (2018年2月5日 11時) (レス) id: 5f259c3649 (このIDを非表示/違反報告)
たまみ(プロフ) - 更新待ってます (2018年1月15日 17時) (レス) id: 4bb2246537 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 更新おめでとうございます!なんか切ないですね。けどキュンキュンもあるのを祈ってます!更新楽しみにしてます!! (2017年12月16日 7時) (レス) id: 5f259c3649 (このIDを非表示/違反報告)
みんと(プロフ) - 更新待ってました!たまよ。さんの書く玉森くんはとことん優しくて甘くてキュンキュン止まらないです!続きも楽しみにしてますね! (2017年10月12日 16時) (レス) id: b80cf88871 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たまよ。 | 作成日時:2017年4月21日 1時

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