your my princess (ページ8)

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◎８ページ8

玉「落ち着きましたか～？」

「はい…

すいませんでした…」

泣き止むまで、ずっと背中摩ってくれたり

頭撫でられてたり…/////

何だか、照れくさくて

ドキドキして…

裕太の事が好きだった

あの頃に戻ったみたいだった。

玉「何顔赤くしてんの～(笑)」

「わっ/// ビックリしたぁ…」

屈んで覗き込まれれば

自然と近くなる距離。

仕事柄、こうゆうのは慣れてるんだろうな…

どうすれば相手がドキドキするか、とか

あれをやれば、とか。

私なんか足元にも及ばないくらい

美人で可愛くて性格もいい

なんて人がゴロゴロ居る世界。

男慣れしてない私からしたら

ドキドキして

心臓割れそうなのに…///

しれっと、平気で顔近づけたり

好きとか、可愛いとか言うし。

まぁ、あれは私をなだめる為に

言っただけだと思うけど……

だとしても、そんなの言われたら

一気に堕ちちゃう女の子だっているのに。

そうゆうの、全然わかってないっ！//

「ち、近いよ…///」

裕太の肩、押し返そうとしたら

その手を掴まれて

グッと顔が近づいてきた。

わっ///

も、もう無理…///

ドアップで見る裕太の顔は

なかなかの破壊力で。

思わずぎゅっと目を瞑ってしまった。

玉「ねぇ、今何考えてんの？」

掴まれたままの手は

彼の膝の上に置かれて

また強く、握り返された。

「何って…///
別に何も、考えてません！」

玉「目、瞑ってんじゃん。何で…？」

なっ、何でって...

「えっと、それは裕太がっ…///」

玉「俺が？」

だんまり、どう返そうか考えていたら

隣から、ふふって笑い声が聞こえた。

玉「っ、ごめんごめん。
いじめすぎた(笑)」

彼の香りが動いて

何となく、離れたのがわかって

閉じていた瞼を開いたら

玉「帰ろうか」

握られた手を

そのまま引き上げられて

裕太の家を後にした。