検索窓
今日:11 hit、昨日:11 hit、合計:437,241 hit

◎44 ページ44

仕事が終わっていつも通り

部屋に帰ってきた。





「さてと…」





ご飯も食べて


お風呂にも入って。






「いつも通り、いつも通り…」






(ピーンポーン)





い……、いつもどうり。




「はーい」




こんな時間に来客……って、



もはや、お客さんじゃないし。





ドアを開けたら


寒そうに、ストールに顔を埋めながら

向こうに立ってる裕太。




玉「ただいま。(笑)」




お客さんは、ただいま

言わないもん。





「おかえりなさい。
遅くまでお疲れ様」




って、何これ。

こんなの、カップルじゃん…。





俯いてたら、目を丸くして

私の髪に触れてる。




玉「ちょ、A髪の毛濡れてんじゃん!」



「うん。だってお風呂入ったばっか…
って、え?!ちょっと!」



素早く靴を脱いで

私の手を引きながらリビングに来た裕太。




玉「風邪引くわ」



バタバタとドライヤーを持ってきて




'' はい、座ってー '' って


私をラグに座らせてから


ソファに座って

濡れてる髪の毛に指を通してる。





いつも通り…。



玉「髪、伸びたね」




どうせ返事しても聞こえないだろうから



黙って頷いといた。






玉「気持ちいいですかー?」




負けじと話しかけてて


ふふ、何だか笑っちゃう…。






髪、触れるの好きなんだよね。



髪の毛乾かしてもらうのなんて

いつぶりだろ……。





玉「A?寝てる?眠いの?」




あんまり気持ちよくてボーッとしてたら



ダイレクトに届く声。



耳元で話しかけられてるってわかるのに


時間はかからなかった。




「起きてるっ!////

気持ちい、裕太上手だね」





玉「ん?そう〜?(笑)
俺が上手すぎて気持ちいいから
寝ちゃったのかと思ったわ(笑)」







…………。






'' 菜「いい?まず自分に素直になるの。
Aも思ってる事もちゃんと言う!
溜め込まない!」''



言われたら言い返せ、って。



'' 菜「あとはさりげなーく
彼女の話して居るのか居ないのか
自分でちゃんと確かめな」''


って。




'' 菜「そしたら。後はいつも通りにしてるの」''







……そんなハイレベルな話術

菜央さん、私には備え付けられてません…。




玉「ん、よし。乾いたー。
もう寝ていいよ〜?(笑)」




今日も相変わらずゆるゆるの裕太。




カチッて音と共に止まったドライヤー。




一気に部屋が静かになって


なんだか無駄に緊張してきた…。

◎45→←◎43



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (367 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1167人がお気に入り
設定タグ:玉森裕太 , Kis-My-Ft2
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふみふみ(*´∀`)(プロフ) - 初めまして(*´∇`*)すごくおもしろかったです!応援してます!! (2016年3月16日 18時) (レス) id: 52b320831e (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは!!凄く良いですね!! (2016年2月21日 0時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
りのちん(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!! (2016年2月15日 21時) (レス) id: 1163ea9853 (このIDを非表示/違反報告)
愛玉(プロフ) - 毎回、楽しく読ませてもらってます!更新楽しみにしてます。 (2016年2月13日 11時) (レス) id: 616fe441e4 (このIDを非表示/違反報告)
りのちん(プロフ) - キュンキュンし過ぎで何回も読んでます!! (2016年1月17日 23時) (レス) id: 1163ea9853 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たまよ。 | 作成日時:2015年11月7日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。