You want me《T.Yuta》

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『ねぇねぇゆうくん！』





「なぁに？」





『わたし、おとなになったらゆうくんとけっこんする！』





「けっこん？」





『うん！ずっといっしょにいれるんだよ！』





「そうなの？！じゃあぼく、Aちゃんとけっこんする！」





そう言ってくれたよね。





でもその2年後離ればなれになったあの日。





私も、裕くんも大泣きしたあの日。





でもそのあとものすごい地獄に神様は私を落とした。









小学校に入学した。



なのに地味で陰気だったせいか人が寄ってこなかった。





友達がいなかったんだ。








高学年になった。








『おはようございます………』


って一応声かけてみる。





帰ってきたのは冷たい視線。



『誰この子』って





ひそひそ声で言ってるつもり？



丸聞こえなんだけど。









最高学年になった。





最終的には


いじめられた。






理由は


『なんも喋んないからうっとうしかった。』


『やってもなんも言わないかなって思った』

そんな簡単な理由だった。

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