再始11 ページ21
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私は皆と夕飯を食べる中で傑に伝えた通り、明日からまた2ヶ月程家を空けることを伝える。
美々子と菜々子と津美紀は分かったと言ってくれるも少し寂しそうだ。
禪院の当主になってから東京に来る際にはできるだけ、自宅マンションに帰るようにはしているが、今までの任務プラスで禪院の仕事なもんだから、なかなか難しい……。
こればかりは真希が早く成長してもらう為に、バックアップをしていくしか無い。
美「……あ…私……明日は雄さんとお出かけしてくる。」
と顔を赤くしながら言う美々子。
………ん?……今……雄って言った?
『雄って……灰原雄?…』
私がそう聞けば、また顔を赤くしてこくんと頷く美々子。
(………え?……これってそういう事だよね?)
菜「えー!美々子明日なの?!私も明日ナナミンの所行く予定なんだけど!」
と言う菜々子…。
『え?……ナナミンってあの……七海建人?』
と私が驚きながら聞けば、菜々子は他にいなくない?と笑う。
私は驚き過ぎて、傑の方をみると傑も驚いた顔をしていた。
『え?つまり……美々子は雄が好きで、菜々子は七海が好きなの?』
といえば、2人はこくんと頷く。
美「渋谷の時…救護のテントに向かう間、ずっと守るから大丈夫だよって手を握ってくれたの……すごく安心したし……笑顔がひまわりみたいな人で……いいな……ってそれで…連絡先聞いて明日…ご飯誘ってみたの……多分…雄さんは…私の事…お母さんの娘としか思って無いのも分かってるけど……でも…好きなの……」
と少し切なそうに言う美々子。
菜「私も!あの時私の手を引いて前を歩くナナミンの逞しい背中みて好きになっちゃったんだ!だからアプローチしまくって振り向いてもらう予定!」
とニコッと笑う菜々子。
母親としては、娘達の恋を全力で応援したいが……相手が相手だけに少し複雑だ……
それは傑も同じようで彼もまた複雑な顔をしていた…
そして、私達は夕飯を食べ終え、私は食器を片付けるとお風呂に入った。
お風呂から出れば、傑と一緒にベッドに寝転ぶ。
傑に腕枕してもらいながら、話をするがやはり話題は美々子と菜々子の事……子供の成長は早いなと実感した出来事だった……。
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琉愛(るあ)(プロフ) - 2周も読んでしまうくらい素敵な作品でした!こんなに素敵な作品を書ける素敵な作者さんに出会えてとっても光栄です!!こんなにいい作品を読ませていただいてありがとうございます!夏油傑が心から笑える世界を作っていただいてほんとに感謝です!ありがとうございます (12月14日 19時) (レス) id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - 電車で読んだの間違いでしたぁぁ( ; ; )ハピエン厨の私大歓喜、大号泣です!ありがとうございます。 (9月29日 12時) (レス) @page32 id: 77d3c748c0 (このIDを非表示/違反報告)
ミホ(プロフ) - なんて言葉にしていいか分からんくらい感動しました。こんないい作品作ってもらってありがとうございます! (2023年1月28日 18時) (レス) @page32 id: 9767c8e410 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - 凪さん» 最後まで読んでいただきありがとうございました!コメントもありがとうございました!素晴らしい作品と言っていただけてすごく嬉しいです!ありがとうございました! (2022年4月12日 6時) (レス) id: 2a2ca48ccf (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - とても面白くて次を次をと掻き立てられました!主人公のチート並みの能力だけどさらに試行錯誤して強くなっていくところや宿儺の過去、最後の結婚式のシーンが最高でした!こんな素晴らしい作品に出会えて嬉しかったです。ありがとうございました! (2022年4月9日 11時) (レス) @page32 id: 13224a6886 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲夜 | 作成日時:2021年4月25日 8時