ホソク先輩に拾われました (ページ20)

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ガチャッ、

「はぁ、重たかった・・・」

腰をトントンとたたきながらリビングに戻ってきた彼

・

さっきは非常事態だったから、咄嗟に助けを求めてしまった

驚いた様子だったけど、すぐに状況を理解したみたいで
小さなため息を一つつくと、何も聞かず先輩を私から引き剥がし、そのまま担いで寝室まで運んでくれた

改めて冷静に考えたら、めちゃくちゃ恥ずかしい現場見られた訳だよね、

私、最後の方抵抗出来てなかったし

頭ではダメだと思いつつ、

先輩にならって、、、

「～～っ!!/////」

はっ、！

じーーっとこっちを無遠慮に見てくる大きな目・・・

やばっ、
完全に自分の世界に入ってた…

「あ、あのっ。…ありがとうございます。
コーヒー入れたんですけど、良かったら飲まれます？」

さっきはガン見されてたのに、
今は前髪に隠れてほぼ目が見えない彼に、声をかける

「・・・あーー。じゃあ、ミルク多めで。」

そう答えると、どかっと我が物顔でソファに座る

コーヒーに温めた牛乳をたっぷりと注ぎ、彼の前のローテーブルに置くと、
ぺこりとお辞儀をしてカップを口に付けた

「あの、さっきはありがとうございました。…もしかしてなんですけど。ホソク先輩とルームシェアされてたっていう…」

「あぁ、ヒョンから聞いたんだ。うんそう。」

やっぱり。

鍵持ってたし、今も自分の家のようにリラックスしてるし、

それに、
黒のTシャツに黒のスキニー

あの黒いカーテンの部屋にふさわしい、真っ黒コーディネートだ

「で、あなたはヒョンの彼女？」

「えっっ。いやいやいや！違います彼女だなんてそんなっ！」

「違う、の？？
え…ヒョンまさか無理やり…」

あ、やばい、、、
勘違いしてる？
(いやでも、あながち勘違いでもないのか、、？汗)