prologue ページ1
めみのターン
「ゲホッ、ゲホゲホッ!!」
喉の奥から何か込み上げてくる。
なんだろう、と疑問に思っている暇もなく、その何かを吐いてしまった。
これは……花?
でも、どうして…。
この時の私は、後に花吐き病に発症する事など、知る由もなかった。
ただ、恐怖ばかりが頭を支配した。
暗闇の中、一人で泣いて。
ずっと泣いて。
それでも、辛く哀しい片思いは実るわけもなく、散ってゆく。
その事実が、あまりにも残酷だった。
夢だったら
そう、全部悪い夢だったらいいのだ。
なあんだ夢か、って笑いたい。
勘違いして損しちゃった、って言いたい。
でも、
やっぱり現実だから、それは叶わない。
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☆もちもちみぃ☆ - なんか…感動…てか私なんでまだ花吐いてないんだろ(((殴 (2020年5月22日 10時) (レス) id: 82612999ad (このIDを非表示/違反報告)
リゼ@純粋少女(プロフ) - こーゆー切ないの好きよ。花吐き病も好きなの…2人とも頑張って!! (2020年5月6日 14時) (レス) id: 411bfd759c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めみ/ライ | 作成日時:2020年5月6日 5時