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昼休み。
気に食わないし、双子でも嫌なんだけど Aをジェイドに渡して、今日Aの機嫌を悪くさせたやつを探しに行く。
クラス同じだし、そいつは案外早く見付かって。
「いたいた〜。ねぇ、ちょっと話があるんだけどさー」
俺の顔みてちょっと怯むそいつ。
ねぇ、なんでAに話しかけるの?Aを見るの?気でも引きたかった?
ダーメ♡
「な、なんだよ……フロイド!」
「呼び捨て〜?まぁいいやー。
ねぇ、お前さ Aに一生近づかないでくんね?
吐き気するから」
こうやって陰で脅したりするのは日常茶飯事。
Aにはバレてないと思う。
ヒッ、と怯んだそいつ。
あぁ、
「めんどくさ」
そんなに怯えんならちょっかい出してくんな。
「またですか、フロイド」
頭を抱えるアズール
「なーにー?アイロン掛けなら俺やんないよ。
めんどくせーもん」
メガネが反射して、髪の毛が揺れる。
知らねーよ、俺。
Aが生きやすい世の中になるならなんだってするし。
だからモブは死んでもいいー!
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作者名:ヴィズ | 作成日時:2020年5月25日 23時