帯刀“鶴丸国永”

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今日は左文字兄弟を治して、三条派、そして来派のみんな。

軽傷などもう居ない。
折れた刀は不幸中の幸いなのだろうか、記録に残されていない。

明日は国広、そして新撰組の刀、残りの粟田口派、その他。



私を駒だと思ってくれてもいい、鶴丸をもう一度ひと目見れたなら私の望みなど叶ったも同然。



あの時より進歩した医療。
もう私の母のように病に伏せり、死んだりなど……誰が思おうか。



約1500年の間に日本(ココ)は随分と変わってしまった。
もちろんいい意味で。


「縁殿、今日は天気がよろしいですね！」

「曇りですが？」

「じ、実は……ココ本丸での天候は刀剣たちの心情が関係すると言われまして……、先日まで雨模様でしたのに。その、
雨が上がったのは久々で！私こんのすけ、とても嬉しゅうございます！ささ！縁殿もこの管狐めと一緒にあぶらあげを食べましょう！」


ふぅん、なら晴れ模様が続くためなら、言い方は悪いけど、
刀剣たちに媚へつらわなきゃいけないってことね。


そんな気、毛頭もありませんが。


「あぶらあげはこんのすけがお食べ。私は一期と一緒に左文字派を尋ねるから。」


確か、左文字派の刀剣は三振り。

小夜左文字、宗三左文字、江雪左文字。
短刀、打刀、太刀の三振り。



江雪、宗三が中傷。
小夜が重症……とな。



中々に酷いものよ、なァ前任の審神者よ。
死んだとて逃げるではあるまいな？


私は逃がさない、いいや、刀剣たち(彼ら)が逃がさないし、赦さないでしょう？





地獄に落ちた方がマシだと言うまでいたぶってやる。

彼らが許すまでこの世に留めて苦しんでもらう。


だってほら、もう死ねないのよ、あなた。


一度死んでいるのだから。

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