私は ページ5
私は今有名な画家、ヴィラン＝リーゴという人の元で絵を描いてもらってる。
ていうか、無理やりモデルをやらされた。
こんなアラサーの行き遅れたオバサンを描いた絵なんて、誰が喜んで買うのか。
「Aさん、もう少し上を向いて。
あと、そーだな…初恋を思い出してみてよ。」
初恋・・・とは何か。
別に男性経験が無いわけじゃない。でもそれは、所謂“無理矢理”だったから。(最後までしてないけどね。)
なら私の初恋って…？
「ヴィラン、初恋じゃなくてもいいか？」
「もしかして…ないの？！」
「ああ。私は仕事にこの身を掛けてるから。」
吃驚するヴィラン、この男、多分私より年下。
「そうか…うーん。
じゃあ人生で一番嬉しかったことを思い出してみてよ」
人生で一番嬉しかったこと…？
“｢貴方はなんでそんなにも美しいのですか？｣”
いやいや、なんであの時のことを思い出すんだよ。
「ああ、その表情！
そのままでいて！！」
「ああ。」
夢を追うためハンターになったことが一番嬉しかった事じゃないのか？
あんなガキに美しいと言われたことが幸せなのか？
私もまだまだだね。
ｶﾞｯｼｬｰﾝ!!
「？！」
「A…大丈夫？傷はついてない？」
テロ…か？
「安心しろ、そんなにヤワじゃない。
私はハンターだ。」
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ヴィズ(プロフ) - 葉都利さん» わざわざコメントありがとうございます。励みになります。 (2018年9月29日 21時) (
レス) id: 54e78712b9 (このIDを非表示/違反報告)
葉都利(プロフ) - とても面白かったです。完結おめでとうございます！お疲れ様でした。 (2018年9月29日 21時) (レス) id: d7f528593b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヴィズ | 作成日時：2018年9月17日 22時
