予感 ページ21
rb「おはよ〜。」
グルッペンの屋敷にある談話室にてコーヒーを飲んでいたゾムに、たった今、屋敷に来たロボロが声をかける。
zm「………。」
考え事をしているのか、返事のないゾムに、ロボロは静かに近づいていった。
そして、ゾムの真後ろに立った。
rb「おはよぉぉぉお！！！」
zm「わああああ！？……び、びっくりした…。」
ロボロの大声のせいか、ゾムの驚き声のせいか、トントンが血相を変えて走ってきた。
tn「な、なんや！？何があった！？」
rb「いや、俺がゾムをおどかしたんや。」
それを聞いたトントンはため息とともに脱力した。
tn「はぁ〜…何やねん、も〜、びっくりしたやんけ…。」
トントンは走ってきたからか、談話室の椅子に座り、落ち着いた。ゾムは未だに呆けている。ロボロはゾムの隣の椅子に移動した。
rb「いやな、ゾムに挨拶しても返事ないからやな。ゾム、悪い癖やで。考えすぎたら、周り見えんくなるで。」
んん〜、と相槌の代わりなのか、唸りながらゾムはまた考え事を始めたようだ。
その様子をトントンは観察していた。
tn「なんや？ゾムは何をそんな真剣に考えてるんや？」
zm「う〜ん…。」
rb「な？…さっきから唸るだけやねん。」
ぬ「若者たちよ、おはよう！」
どぅわぁあああ！！！と次はロボロとトントンが驚く番であった。
ぬ「いやぁ、朝から大きな声が聞こえたから、来てしまった。若いとは、羨ましいことじゃな〜…。」
rb「カンペキに気配消すなや！心臓出ると思ったわ！」
tn「さ…さすが…ぬらりひょん様…気配の消し方が、尋常やないで……。」
驚く二人を笑いながらかわすと、ぬらりひょんはゾムをじっと見た。
ぬ「お前さんは、驚かなかったな…？」
rb「いやぁ、こいつは考え事に没入しとるから…」
すると、ゾムが不意に顔を上げた。
zm「気づいとったで〜…。」
ゾムの言葉に、ロボロとトントンが目を開いた。
ぬ「…気づいとったのか…。」
ぬらりひょんは腕を組み、顎髭を触りながら、眉間にしわを寄せ、何やらぶつぶつと呟き始めた。
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舞茸(プロフ) - お待たせいたしております(-_-;)子供の新学期準備に、謎の喉の違和感と咳に投稿が滞っておりました。お楽しみ頂いている方には、本当にお待たせしてしまい、申し訳なく思います(_ _;)これからどんどん投稿してゆきます！！読んでいただき本当にありがとうございます！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 次の投稿楽しみにしています。お体にお気をつけて (2022年3月30日 21時) (レス) @page32 id: 2020323a87 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸(プロフ) - 気づくのが遅くなり、申し訳ありません！！わざわざ投稿、ありがとうございます！！育児中のため、更新が遅いです、ご了承下さい。ですが感想頂くだけで、とても励みになります！投稿、頑張ります！ (2022年2月18日 1時) (レス) @page32 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - ゾムさん、かっこええ...。 (2022年1月20日 12時) (レス) @page23 id: 9e2a714ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 面白い！見つけられてよかった！ (2021年12月22日 18時) (レス) id: 9754f34744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞茸 | 作成日時：2021年11月7日 22時
