痕跡 ページ18
gr「驚いたな…ああ、よく来てくれました…！」
グルッペンが敬語を使っていること自体が珍しく、メンバー達はコネシマ、ショッピ、ゾム、ロボロと共に入ってきた老人を凝視していた。
gr「さすがです、全く気配がなかった。お迎えにあがれなかったこと、誠に申し訳ありません。」
ぬ「いやいや、こちらも突然で申し訳ない。さすが、グルッペンじゃな。良い屋敷だ。」
挨拶を始めた二人をメンバー達が眺める中、ゾムとロボロは買ってきたハンバーガーやポテトを遠慮なく食べ始めた。
そしてコネシマとショッピは、頼まれていた飲料をメンバーそれぞれに配る。
kn「あ、ごめん、エミさん。おしるこ、なかったんや。代わりに、これやるわ。」
コネシマはコーラを手渡した。
em「あ、そうなんや？やったらええよ、コーヒー入れるわ。コーラの気分でもないし。」
エーミールは受け取ったコーラをコネシマに返すと、ポットやカップが置いてある部屋の隅へと近づいていった。
os「エミさん、俺のも作って〜」
em「紅茶じゃないけど、コーヒーでええんか？」
os「いいよ〜」
トントンはぬらりひょんと挨拶を交わすグルッペンの側に、立っていた。
ぬ「こらまた、でかい男だな。君か、グルッペンの右腕というのは。」
tn「はい、トントンです。お初にお目にかかります。」
ぬ「グルッペンにはずっと前から、目をつけておってな。初めて会ったのは江戸時代…じゃったか？」
ぬらりひょんがグルッペンを見る。
gr「はい。主様が妖怪の頂に立つ、少し前でした。」
ぬ「懐かしい…あの頃が一番楽しかったかのぉ…。そうか、その時に、ずば抜けて妖力の強いグルッペンに会いに行ったんじゃったな。」
どうぞ、お座り下さい、とグルッペンはぬらりひょんに椅子を勧めた。
これは長くなりそうだ、と察したのか、トントンはグルッペンに耳打ちする。
tn「先に皆にぬらりひょんさん紹介して、皆は解散したらええんとちゃうか？もうこんな時間やで」
トントンが端末を点灯させ、グルッペンに時間を見せる。
端末には、22:01、と表示されていた。
グルッペンは同意したらしく、トントンに頷いてみせた。
gr「すまん、少し話がある。こちらの方は、ぬらりひょん様、かつて、全妖怪の主だった方だ。」
メンバーが各々していたことを止めて、姿勢を正し、ぬらりひょんの方へ注目した。
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舞茸(プロフ) - お待たせいたしております(-_-;)子供の新学期準備に、謎の喉の違和感と咳に投稿が滞っておりました。お楽しみ頂いている方には、本当にお待たせしてしまい、申し訳なく思います(_ _;)これからどんどん投稿してゆきます！！読んでいただき本当にありがとうございます！ (2022年4月27日 0時) (
レス) id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 次の投稿楽しみにしています。お体にお気をつけて (2022年3月30日 21時) (レス) @page32 id: 2020323a87 (このIDを非表示/違反報告)
舞茸(プロフ) - 気づくのが遅くなり、申し訳ありません！！わざわざ投稿、ありがとうございます！！育児中のため、更新が遅いです、ご了承下さい。ですが感想頂くだけで、とても励みになります！投稿、頑張ります！ (2022年2月18日 1時) (レス) @page32 id: b96c8fba01 (このIDを非表示/違反報告)
鴉 - ゾムさん、かっこええ...。 (2022年1月20日 12時) (レス) @page23 id: 9e2a714ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - 面白い！見つけられてよかった！ (2021年12月22日 18時) (レス) id: 9754f34744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞茸 | 作成日時：2021年11月7日 22時
