幼馴染みと許嫁【朔間凛月】【衣更真緒】２ (ページ7)

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恋愛相談ページ7

柚「…。」

咲「柚？どうかしたの？」

A「…元気ないね。」

咲「あんたも負けてないわよ。」

…そうかな？

でもまぁ、そうなのかもなぁ…。

咲「何かあったの？

柚、話してみなさい。」

柚「…。」

柚ちゃんは静かに涙を流した。

柚「…別れた…。」

咲「…え？」

柚「…彼氏と…別れた…。」

え？

嘘でしょ。

咲「…どっちから。」

柚「…向こうから。

…飽きたって…言われて…。」

A「ねぇ、その人どこ高？」

咲「やめなさいA。

許せないのもわかるけど、あなた問題起こしたら大学入試に響くわよ。」

殴りたくなった。

A「…飽きるような人と付き合うなよって、

半端な気持ちで、恋人にならないでって思う。

それで傷つけられた柚ちゃんの気持ちが、その人にわかるの？

何も考えてないよ。

最低だよ。」

柚「…Aちゃん…。」

咲「まぁまぁA。

…その人と柚は合わなかったのよ。

最初から人の相性なんてわからないもの。

初めは本気だったはずよ。

本気じゃなかったら、体育祭にも、文化祭にも来てくれないわ。」

そうかもしれないけど…。

A「…。」

咲「…もっといい人、見つけましょう。

柚には私もAもいるのよ？」

柚「…うぅ〜！！咲ちゃあ〜ん！Aちゃあ〜ん！」

柚が抱きついてくる。

辛いよね。

今まで愛し合っていた人に、そんなこと言われるなんて。

私が、真緒と凛月にそんなこと言われたら…。

生きていけない…。

咲「それで、次はA。」

A「え、私？」

柚「さっき言ったでしょ〜！」

咲「どうしてそんなに暗いわけ？

まぁ、どうせ朔間凛月か衣更真緒のことなんでしょ？」

…なんでわかってるの！？

A「…実は…。」

咲「…やっぱり衣更真緒はAのこと好きだったのね。

でも、あの人って告白しなさそうな人だと思ってた。

朔間凛月もきっと、衣更真緒なら当分告白しないって思ってたのよ。」

柚「…凛月様って、真緒様の幼馴染みだったよね？

じゃあ元々、真緒様の気持ちを知ってたんじゃない？」

…それはない。

A「私、一度だけ凛月に、真緒に好きな人がいるのか尋ねたことがあるの。

でも凛月、『どうだろうねぇ』って言ってたから。」

咲「…それって知ってるときの反応よ？鈍感姫？」