普段とは違う ページ36
やって参りました凛月とのお出かけ。
凛月「違うでしょ〜？
俺とのデート♪」
A「はいはい。そういうことにしてあげよう。」
凛月「予定変更。お家デートで。
ふぁぁあ…。すんごい眠い…。」
A「昼夜逆転してるからよ…。」
お家デートって…。
A「毎日してるじゃん…。」
凛月「…たしかに〜。」
同じ家で暮らしてるんだから意味ないでしょ…。
A「…凛月の枕とふかふかの毛布買いに行こう？」
凛月「…じゃあ今日は抱き枕になってね？」
A「…分かったよ…。」
凛月「やった♪じゃあ行こ〜♪」
抱き枕って…。
どんな感じになるのかな…。
まさか凛月と同じ布団で寝ろと？
その名の通り抱き締められたまま…。
A「…。」
凛月「あれ？どうしたの？
顔真っ赤にしちゃって〜♪可愛い〜♪」
A「！？は、早く行くよっ！！」
凛月「…ねぇA。」
歩道をのんびり歩くイケメン不審者こと凛月。
A「？」
凛月「…Aって、そんなにおしゃれな服持ってた？」
へ？
凛月「髪型もいつもと違うし…。」
A「…やっぱ変だよね！！ごめん！！」
凛月「いや、死ぬほど可愛いのは確実だよ？
でもあんたってさ、出かけるとき大体ジャージとか制服だったから…。」
A「…友達が買ってきてくれてね…。
これを着ないと切腹させるって…。」
咲ちゃんと柚ちゃんです…。
凛月「…友達を切腹させていいわけ？」
A「そう言えば嫌でも着ると思ったんでしょ？」
凛月「でもその子達、めちゃめちゃいい仕事をしたねぇ♪
褒めてつかわす♪」
A「何様？」
凛月「そのハーフアップ？だっけ？
ものすごい似合ってる。
…絶対に男惹きつけるじゃん何考えてんの。」
A「褒めるか叱るかどっちかにしてくれる！？」
凛月「可愛すぎて怒ってま〜す♪」
A「そんなテンションで言わないで！？」
到着。ショッピングモールです。
A「？」
いきなり凛月が手を繋いできた。
凛月「…このくらい許して。」
A「…。」
何だろ…最近本当に凛月が格好良くなった。
凛月「それで？枕と毛布買ってくれるの？」
A「あ、うん。あっちだよ。」
凛月「その前にまずは寄りたいところあるから、ちょっと付き合ってねぇ。」
？なんだろうか。
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