遅い ページ47
…信じられない…。
A「…嘘？
嘘だよね？真緒。
私なんかを好きになるなんて…そんなこと…。」
真緒「…お前なんかが好きなんだ。
嘘じゃない。
…お前だから好きなんだ…。」
凛月『俺はAだから好きになったんだよ。』
どうして凛月と同じことを言うの。
A「…勘違いするから…。」
真緒「勘違いなんかじゃない。」
真緒は私と目を合わせる。
真緒「ごめんな。
随分前から好きだったんだ。
でも俺は意気地なしで、…ずっと言えなかった。」
A「…遅い…。」
真緒「…。」
A「…もう少し早く言ってくれたら良かったのに…。
そしたら私は…。」
しっかり受け取ってたよ。
その告白。
真緒「…ごめん。」
〜凛月視点〜
凛月「電話繋がんない〜。」
嵐 「あらあら。どうかしたの？」
どこ行ってるんだろ。
塾かな？
司 「忘れ物ですか？」
凛月「そう。
明日使う教科書を、
この前間違って持って帰っちゃったんだよね。
どうせ寝るけど、忘れたら当てられても何も言えないし。
Aに届けてもらおうと思ったんだけどなぁ。」
嵐 「なるほどねぇ。
一度家に帰るしかないんじゃないかしら。」
凛月「でも歩いて帰るのだるいし〜。」
司 「それでしたら、私の家の者の車でお送りいたしましょうか？」
え？いいのそれ。
凛月「ス〜ちゃん専用じゃないの？」
司 「違いますよ。
友人を乗せたことなど幾度もあります。
ご遠慮なさらず。いつもお世話になっているお礼です♪」
うちの末っ子ちゃんは本当に良い子だねぇ♪
凛月「じゃあ、お願いしようかなぁ。」
司「かしこまりました。
すぐに手配いたします。」
泉「こらそこ！
喋ってないで王様探してきて！
またあいつ行方不明になってんの！
電話繋がらないし！また携帯落としてんでしょ！」
凛月「あんずに頼めば良くない？」
泉 「あんずは今SSのことでバタバタしてんの！
俺らに構ってる暇ないの！」
え〜だる〜。
嵐 「まぁまぁ。
凛月ちゃんはお迎え来るまで、王様探しましょ？」
司「readerがいなければ、レッスンを始められませんしね。」
嵐 「それにしても…アタシたちって本当に忙しいわよねェ…。」
…忙しくさせてる張本人だけど、それは俺も思う。
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照山紅葉 - 名無しさんさん» コメントありがとうございます。夜分遅くにすみません！初めてここまで高評価いただいて、驚いています。今後ともよろしくお願いします！ (2022年3月29日 1時) (
レス) id: 1f5ed919d9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 続編ありがとうございます！この作品大好きなので最後まで応援させていただきます！ (2022年3月29日 0時) (レス) @page50 id: 62c0e911ba (このIDを非表示/違反報告)
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