世界から彼が消えたら【世界一クラブ×怪盗探偵山猫】 (ページ8)

今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:2,213 hit

す:第7話だよ！ページ8

～No side～

ーパチンッ

最後の数字を入力すると
大量の金が詰まった金庫の
扉が開かれる

山「...ファンタ
スティック！」

「...何それ」

Aがそう言いながら
バックに金を詰める山猫に
呆れていると

ードンドンッ

関「山猫ォ！！！」

勝「ま、ま、ま
まずいですよ！！！」

「...早いな」

山「お前なら停電
くらいちょちょいの
ちょいだろ？頼むわ」

「はあ？誰がアンタなんかの
命令に聞...あれ？」

ふと軽くなった右腕を
怪訝に感じAは右腕に
視線を向ける

「あれ
パソコン！！？」

山「おー、これか」

視線を戻すと山猫の
腕の中には自分の愛用の
パソコンがあった

ーブツンッ

山猫は黒姫に勝手に
頼んで停電させる

「マジでやった...」

勝「え！？ちょっと！！
どこ触って...やめ...」←

勝「あ...っ」←

ーカンカンッ

あれから山猫は
屋上へと抜け出した

ーチャキッ

さ「山猫！
動かないで！！」

拳銃を構えたさくらが
屋上にて先回りしていた

が、忠告を無視する

ーバンッ

？？「痛...っ！！」

さ「え...！！？」

さくらが慌てて駆け寄り
猫のお面を取ると

勝「痛たた...！！！」

額に汗をかき足をぐぐっと
山猫の格好をした勝村は
抑えていた

さ「や、山猫は...！！？」

さくらが驚愕していると

ーババババババババッ

二人の背後から黒い
ヘリが飛んできた、そこには
ロープに捕まる山猫の姿

山「See you！」

勝「何で...」

『俺が囮になる』

あの一瞬で山猫の服に着替え

『俺が囮になる！！』

勝村が屋上に向かう間に
山猫は下の階に移動

『俺が囮になる！！！』

そしてまんまとヘリに
移動し今に至る←

ーぐ...ぐっ

勝村は血が流れる
足を無理矢理立たせ
せめてものの反抗心で
叫ぶ

勝「...山猫ぉぉぉぉぉぉ
ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」

あれから
あっという間だった

結論的に言うと
Aはハッカーをやめた
というより"やめさせられた"

勝手にセキリュティも
解除して山猫の手助けを
してしまったからだ

部屋はがらんとして
Aは机にへばり
ついていた

ーカチッ...カチチチチチ

Aは無心でカッターを
取り出しそれを手に添える