世界から彼が消えたら【世界一クラブ×怪盗探偵山猫】 (ページ12)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,199 hit

里:第11話よ、あー寒い... ページ12

～No side～

朝のニュースは昨夜の事件で
もちきりの中、突然ニュース
キャスターは辞める事を宣言
した

里「へ～～...結構
好きだったのになぁ...」

山猫はカップ麺を食べながら
テレビを見てると

ーブツンッ

勝「ニュース見てる場合じゃ
ないですよ、これ！！」

テレビのリモコンを
カウンターに置き、勝村は
自身の右腕を指差す

勝「色々騙されましたよ...
全部暴露しますからね！」

『僕は山猫の正体が
知りたいんです...だから
僕は罪を犯します！！！』

パソコンから勝村が罪を
犯す宣言が、それもそう
これは昨夜の際に勝村が
ビデオカメラに自分が言った
事だ

勝「あっ...あぁぁぁぁぁ...」

里「動かぬ証拠
諦めなさ～～い」

勝「最悪だぁ
ぁぁあ...！！！」

勝村が悲しみに暮れる中

ーカランコロンッ

バー特有の扉が開く音がし
山猫除く二人は注目する

勝「乙、乙姫ちゃん...」

山「おー
まだ、生きてたんか」

制服を着たAは
そのまま山猫の元へ
行き

「...ねえ、約束って
何すればいいの？」

山「...ぁあ、そうじゃんかよ
どうしょっかな～～...」

ーシュルッ

山猫が悩んでいる間に
Aは通学カバンから
かのリボンと、カードを
取り出し山猫に見せる

「黒姫、字こんな
下手じゃないよ？」

「あと猫の刺繍」

ペラッと裏側をめくると
小さく、不恰好に黄色の
糸で編んであった

「黒姫がくれた時
猫の刺繍はなかった」

山「...いやっ...お前
お前、それは...親友だって
時にはココをこうこう
こう...」←

「ありがと」

「...嬉しかった」

それだけ言うと通学カバンを
肩に背負い、バーから出ようと
すると

ーバンッ

山「はい、注～～目！！」

いきなりテーブルを叩き
立ち上がると今度は何なのか
Aの肩を抱く

山「今日から俺達の
仲間になった「ブラック
プリンセス」こと、華菱
乙姫～～！！」

山「はい、拍手～～！」

山猫はついていけてない
メンバーを、ほっといて
一人で拍手すると

山「これで俺と
お前は共犯者だ」

山「覚悟しとけよぉ？」

山猫はひとしきり頭を
撫でると最後にピンッと
弾く

里「じゃあ
歓迎会しないとね」

里佳子が準備を進める中
カップ麺を取りに来てと
言う

「...あの、私...」