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アウトレットで服や雑貨を見たり
甘い物を食べに行ったり。
女の子が好きそうな場所へ連れて行かれる。
…疲れた
毎回彼女が出来てデートをする度に思ってしまう。
相手に振り回されて自分が見たい所は回れなくて。
本音を言えない俺も悪いんだと思うけど。
けどAは違った。
一緒に過ごせて快適な相手が
初めて見つかった気がし、
デートを楽しめる余裕が出来た。
そんなAともまだデートをしたのは数回だけ。
本当は今こうしてる間にも出来たんじゃないか、とも思う。
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「もう！康介先生！
話聞いてますか？？」
「あっ、すいません
何でしたっけ、」
「ここのクレープ美味しいですよね！」
「そうですね、美味しいです」
甘いクレープを頬張りながら
Aの事を考えてしまう。
今何時だ…？
腕時計を見るとまだ14時を過ぎたばかりだった。
こういう時に限って時間の流れが遅くなるのを感じる。
.
「康介先生っこっち向いて」
「はい？」
パシャッ
不意打ちにツーショットの写真を取られてしまった。
「わ〜うまく撮れた〜〜！！
インスタにあげよーっと」
「ちょ、やめてください」
「なんでですか？」
「誤解されたら困るんで」
「大丈夫ですよ〜ちゃんと知り合いって書いておくんで♪」
さっき撮った写真で知り合いって言えるのか…？
ただただ、彼女の行動には呆れを通り越して
もはや何も言えなくなっていた。
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作者名：riya | 作成日時：2017年6月9日 23時
