ストイックな彼 2 (ページ1)

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「お疲れ様でした」

タイムカードを切り今日の勤務を終える。
週明けの仕事、なんとか乗り切った～！

これもあさみんのお陰かな…と思うと次第にニヤニヤが止まらなくなる。

そういえば今日はLINEの返事が無かったな。
忙しかったのかな？と思いつつ携帯を開き、トークを見る。

「既読もついてないや」

まあ、そんな日もあるよね。
私もあさみんに負けずに仕事頑張ろう。

そう思いながら携帯を鞄の中にしまい、また駅に向かって歩き始めた。

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帰りにスーパーに寄り、ビールとお弁当を買う。

ここがダメ女の証拠なのかも知れないと思いつつも疲れているとご飯を作る気が全く起きず、お弁当が楽って言う理由でついつい買ってしまう。

家に着き早速シャワーを浴びた後、
パックをしながらまた携帯を眺める。

「…まだ既読ついてない」

どうしたんだろう？
まだ仕事中なのかな。

トーク画面を開きながらメッセージを送るか、送らないかを迷っていると

プルルルルと着信音が鳴った。

…あさみんからの着信だった。

「もしもし」

「あ、A？お疲れ」

電話越しからでも分かるぐらい、
彼の声はいつものトーンとは少し違い、疲れている事が分かる。

「お疲れ様、大丈夫？何か疲れてそうだけど」

「あー、ちょっと仕事長引いちゃってさ」

もうクタクタ、と苦笑いをしながら
ため息をつく彼。

…週明けから本当に大変だな。

何とか元気を出して貰おうと励ましの言葉を考える。

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