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気づけばジミンの腕の中にいて、思わずジミンの胸を押し返す。
『ちょ、ジミン！』
ＪＭ「ごめん、ちょっとだけ…。」
ジミンの声が泣いているように聞こえて、私はそのまま動けなくなった。
ＪＭ「だって、こんなのあんまりだよ」
私に言っているのか、独り言なのか、判別がつかない。
ＪＭ「…Aは、俺以外でいいわけ？」
ぐっと私を抱きしめる腕に力が入る。
『苦しいよ、ジミン…』
ＪＭ「うん、苦しい…」
『そうじゃなくて、』
ＪＭ「…好きだよ」
『……ん？』
途端、ジミンはパッと私を離した。
ＪＭ「ごめん！え？俺なに言っちゃってんの！？」
『え？』
ＪＭ「いや、今日言うつもりはなくて！本当はもっと時間かけてから…」
『言うつもりだったの？』
ＪＭ「あ、いや……」
ジミンは真っ赤になって口籠る。こっちまで恥ずかしくなる。
ＪＭ「でも、言っちゃったから仕方ないな、ねぇ、また会ってくれる？難しいかな？」
ジミンの指がそっと私の手に触れる。
私はなんと言ったらいいのか、わからなかった。
ジミンは大切な人だし、私の気持ちはさっきしっかり伝えた。
『また、ご飯くらいなら行こうか、せっかく再会したんだし。』
本当はこういうのもダメだよね。
でも、その後のジミンのすごく嬉しそうな顔を見たら、まぁいいやって思っちゃった。
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作者名：uma | 作成日時：2020年12月8日 1時
