幸せになるために【ＪＭ】【ＴＨ】 (ページ43)

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４２【ＪＫ】ページ43

Side:ジョングク

ＪＫ【ジウさん、お加減いかがですか？】

連絡をするかどうか、軽く1時間ほど悩んだ。

部署も違うのに休んでいることを知ってて気持ち悪いとか思われないだろうか。

でもやっぱりなにも聞かないことは出来なくて、

とりあえず文面は控えめにした。

自宅で夕食を作りながら、来るかわからないジウさんからの返信を待つ。

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ジウさんは明るい笑顔の中に、どこか闇を抱えているような寂しそうな雰囲気を纏う女性だった。

なんとなく気になる。最初はその程度だった。

でも、会社ですれ違うたびに彼女を纏う闇が気になって仕方なくなってしまった。

ある日、エントランスでジウさんの姿を見かけた。

男性と話してる。仕事ができることで有名なナムジュン先輩だった。

ＪＫ「あ、…ちがう」

ジウさんがナムジュンさんに見せる笑顔はいつもと違った。

本当に幸せそうに笑っていた。

好きだ。

その笑顔を見た瞬間、そう思った。

あの笑顔が自分のものになればいいのに。

人のものだって思うから余計燃えるのかな？

なんでもいい。

ナムジュン先輩とジウさんが話を終えたら、まずはジウさんに連絡先を聞きに行こう。

俺は1人になったジウさんの元へ駆け寄った。

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ジウ【心配かけてごめんなさい。実は体調を崩しちゃって。お休みをもらったの。】

返事が返ってきた。

もしかして、昨日辛かったのに無理してたのかな？

ＪＫ【ジウさんのことが心配でした。】

あなたのことが気になります。

あなたの笑顔が見たいです。

直接的に言うと困らせるから、それとなく伝える。

ジウ【ありがとう】

画面上では、ジウさんの気持ちが読み取りづらい。

声が聞きたいと思った。

ＪＫ【ジウさん、電話してもいいですか？】

病人に何言ってんだか。

断られたら今日は大人しく引こう。