幸せになるために【ＪＭ】【ＴＨ】 (ページ36)

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『えっ！！！』

知らなかった。昨日の様子を見ていて、ナムジュン先輩を諦められていなかったのは知っていたのだが、まさか行動にうつしちゃうとは！

『こ、ここ、告ったって……？』

ＹＧ「昨日の夜ナムジュンから相談された。嫁さんといる時に電話が来たから焦ったって、」

『そんな…』

ＹＧ「お前がナムジュンにジョングクの連絡先を聞いたってあいつから聞いたから、てっきりあの2人はうまくいったんだと思ってたけど。」

『いや、実は…悪くはなかったんですけど、やっぱりナムジュン先輩がいい的なことは言ってて、』

ＹＧ「…そうか。」

沈黙。

自分のことじゃないのに、妙に冷や汗が止まらない。

ジウははっきり言って積極的な女の子ではない。

そんな彼女がこんな行動を取るとは思えなかった分、ショックが大きい。

でも、本当にナムジュン先輩と付き合うとかそういうことは考えていないはず。

ジョングクと向き合うためにも、彼女は蹴りをつけたかったのだろう。

『彼女も踏ん切りつけたかったんだと思います。ナムジュン先輩にしっかり振られてから、次の恋に踏み出そうとしたんですよきっと。』

ＹＧ「あぁ、俺もそう思うよ。だけど、問題はジウじゃないんだ。」

『ジウじゃないとは？』

ＹＧ「ナムジュンがその告白を保留にしてる。」

『………は？』

ＹＧ「ちょっと待っててくれって、答えたそうだ。問題はあいつだな。」

ユンギさんが言ったことが、最初は理解できなかった。

待っててくれとは？