幸せになるために【ＪＭ】【ＴＨ】 (ページ24)

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ホソクさんとジミンが同僚の話で盛り上がっていると、リナが何かに気づいたように２人の方へ体を乗り出した。

リナ「テヒョンって？」

ＪＭ「ん？あぁ、俺らの同僚だよ。キム・テヒョンっていう、いけ好かない奴がいるんだ」

リナ「なんっか聞いたことあるなぁ、ね、A！昔そんな名前の子いなかった？」

『昔？』

リナ「ほら、小学校ときに。Aが好きだって言ってた子！」

ジウ「は？」

ジミン「は？」

リナ「絶対いたよ！キム・テヒョン！あでも、その子ってめちゃくちゃかっこよかったから、クラス中の女の子が好きって言ってたけどね～」

『キム・テヒョン…たしかに、そんな名前だったかも』

テヒョンくんは、私が小学生の時にクラスにいたとてもかっこいい男の子である。

私はその子のことが大好きだったのだが、小学校の卒業と同時に引っ越してしまい、それ以降会うことはなかった。

クラス中の女の子がテヒョンくんに好意を寄せていて、引っ込み思案だった私はあまり話をすることができなかった。

それだけ人気があった男の子だったから、帰ってきていたらさすがに情報が回ってくるものだと思うのだが、

『私の知ってるテヒョンくんは遠くへ引っ越しちゃったし、帰ってきてるって噂も聞かないよ？さすがに別の人だよ』

ＨＫ「その子かっこよかったの？」

リナ「そりゃもう！学校で一番でしたよ！」

ＨＫ「へー、じゃあうちのテヒョンと一緒だ。」

リナ「え？」

ＨＫ「うちのテヒョンも、会社で一番イケメンだよ。」

一同は顔を見合わせ、「まさかね」と笑いあった。