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そのままジンは私の隣に座り、目の前の食事をおいしそうに食べ始めた。
ソユンはそんなジンをちらちらと気にしつつも、久しぶりにあったホソクさんとの思い出話に花を咲かせていた。
ジョングクは当然のようにジウの隣を陣取ってニコニコと楽しそうに笑っている。
ジミンは懐かしのリナと話を弾ませる。
JN「ところで、妹」
『はい』
JN「なんでこんなことになってるんだ?合コンに兄妹で来て、しかもお互いが昔付き合ってた相手と再会しちゃってるし。俺は生まれてこの方こんな地獄絵図を見たことがないよ。」
ぐうの音も出ない
JN「そもそも合コンなら先に言いなさい」
『それは本当に申し訳ない』
JN「めっちゃ楽な格好で来ちゃったから、恥ずかしいだろ」
『そういう心配?』
JN「え?他になんかある?」
何だかんだこの人と一緒にいるのが一番気が休まると思う。
しばらく談笑していると、ホソクさんが声をかけてきた。
HK「ジンさん、ちょっと場所交代してもらえませんか?せっかくなんでAさんとお話ししたくて。」
JN「なんだと、お前にうちのAはやらん。」
HK「えー!ちょっとだけお話させてくださいよ(笑)」
なんとなく、ホソクさんは私と話したいというより、リナとジンを話させたいんじゃないかと思った。
『お兄ちゃん、行ってきて。リナと話してみてよ』
そういうと、ホソクさんは「ナイス!」と言わんばかりのウインクをかましてきた。
JN「えー、なんだか緊張するなぁ。まぁ、…せっかくだし。おい!手出すなよ!」
HK「わかってますよ(笑)」
そう言って、ジンは席を離れていった。
そして、ホソクさんが隣に腰かけたかと思うとすかさず顔をぐいっと近づけて私を下から見上げる形になった。
HK「ね、Aちゃん、ジミンと訳ありなの?」
そう聞いたホソクさんは無邪気な子供のように楽しそうな顔をしていた。
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作者名:uma | 作成日時:2020年12月8日 1時