第47話 ページ13
土方「いや…まさかコイツ…」
A「るり丸…二号??;」
ジッとこちらを見つめてくる金色の化け物。
多分るり丸であろうこの化け物は牙をむき出しに私達をにらんできた。
もちろん酒を飲んで半へべれけ状態の私達は完全に焦りを感じ、
他隊士達も全員ダウン。
土方「おいおい聞いてねぇよ、これのどこが虎なんだ;」
A「天人の類っぽいね」
土方「将軍家もとんだ化けもん飼ってんじゃねぇか」
A「なるほどね。人が悪いや松平ちゃん…化けもんだから一番隊よこしたのか」
ポツリポツリと二人で会話する。
会話している場合じゃないのは分かっている。
現に睨まれよだれたらしてこっちに寄って来ているわけだし;
A「よぉし、土方君頑張って手なずけて来なさいっ」
土方「一人で相手しろってのか!?;」
A「私戦い不向きだから」
土方「ふざっけんじゃねぇよ!酔ってるのに下手したら死ぬわっ!!;」
A「安心して、追いかけるから」
土方「いや遠慮しとく;」
A「虎さんがこっち向かってきてるから!;私バズーカで援護するから!!;」
土方「ちっ;」
痺れを切らしたのか走って向かってきた虎を指差せば、土方君は刀を片手に向かっていった。
見るからに激しい攻防
でも数倍も大きい虎、土方君がおされている。
A「あ、だめだ!その虎殺しちゃ駄目だからね!!;」
土方「じゃぁどーしろってんだよ!!;…ぐっ;」
刀を虎に向かって振り下ろそうとした土方君に大声で教えてあげる。
ハッと振り下ろすのを止めた土方君は虎の大きな爪で腕を裂かれた。
A「土方君!!」
土方「ﾁｯ…猫のクセしやがって」
地面に強くたたきつけられた土方君は血が溢れ出る右腕を押さえながらフラフラと立ち上がる。
利き腕じゃない左腕で虎に挑もうとする土方君は酔っているはずなのにすごくて…
このままじゃ死んでしまうんじゃないか…?
A「もう逃げよう!!」
土方「ふざけんな、猫野郎に背中見せてたまるかよぉ」
ﾆﾔﾘと余裕ぶって笑ってたけど
怪我に酔いで、
危険なのは確かだった…。
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土方さくら - うぉぁぁぁあ完結してしもたァァア(( (2017年9月25日 22時) (
レス) id: c80b6a77ba (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 完結おめでとうございます！面白いしシリアスも入ってくれて叫びながら見てましたｗほかの作品も拝見させていただきます！これからも頑張ってください！ (2017年9月20日 16時) (レス) id: e8517a59ce (このIDを非表示/違反報告)
虚 - とっても面白かったです！土方カッケェ// (2016年8月6日 1時) (レス) id: 003894b080 (このIDを非表示/違反報告)
レイチェル(プロフ) - 一期から読ませていただきました、ストーリー主人公たちの会話どれも面白く、ストーリー構成もしっかりしてると思いました もぅファンです(( 次回作とかにも期待させて貰いますね (2016年6月13日 2時) (レス) id: 62133a6b4e (このIDを非表示/違反報告)
AGSN(プロフ) - この作品最高！胸が苦しくなったりキュンキュンしたりとてもいい作品でした！もし機会があれば番外編を作ってください！暇なときでいいので！ (2016年5月30日 23時) (レス) id: eb4360b9d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽桜
| 作者ホームページ：
作成日時：2013年2月13日 8時
