邪魔せんといて ページ7
治side
治「…あ」
「あ、お、おはよう、宮くん」
まさか靴箱で会えるなんて。
一緒に登校するチャンスやんか…!
治「おはよ、A。昨日はごめんな、遅くまで話してもうて」
「え、いや!私の方こそずっと話しちゃっててごめん。宮くんと話すの楽しいからつい」
そう言って俯くA。
そーいうこと、他の奴には言わんといてな?
それってどういう意味?って聞こう思うたとき、後ろからツムが走ってきた。
侑「サム置いてかんでや〜」
治「いつまでも寝てるのが悪いんやろ」
侑「反省はしとるで?一応…あ、なんか俺邪魔やった??笑」
治「あぁ、邪魔や。今すぐ消えろ」
侑「…もしかしてー、この子が昨日言うてた子?」
治「だからなんでお前に教えなあかんの?」
侑「もうお前と喋っとっても進まへんわ!
君がもしかしてAさん?」
初対面にも関わらずグイグイ来るツムに身体をびくっとさせたAは俺の方を見る。
あーもー。どうせ今黙っとったところで後でクラスに確認しに来てバレるわ…。
治「そうや、Aはこの子。教えたんやから邪魔せんといて」
侑「この子がねぇ…。俺はサムと双子で宮侑っていいます。よろしゅうね、Aさん」
「よ、よろしくお願いします」
満足気に笑ってツムは先行っとるわって言って行ってしもうた。
なんなんあいつ…。
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作者名:日野時雨 | 作成日時:2020年3月12日 12時