治くんと非日常【HQ!!】 (ページ5)

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教えへんよページ5

治side

侑「なんやサム、画面見つめてニヤニヤしよって。気色悪いわぁ」

治「ええから黙っとけ」

悪いが今はツムなんかに構っとる暇はないんや。Aと話してるとこやねん。

侑「なーなー、誰なん？」

治「教えへん」

話の区切りがよさそうなところで画面を消す。

治「俺風呂入ってくるわー」

侑「おん」

俺はその後後悔することになる。

治「ツムなにしとんねん！！？」

風呂から出た俺が目にしたんは、
侑が俺のスマホ触っとったところ。

侑「あー、通知来よってん。たまたまや、たまたま見えただけやで！(汗」

治「んなわけあるかぁぁあ！！」

侑「俺の手が届くとこに置いとくんが悪いんや。誰かて気になってまうやんか！！」

治「正当化すんなや！！！」

これからはスマホ風呂場に持ってこう。

侑「それよりAって誰なん？クラスの女子かなんか？」

治「なんでそれを教えなあかんの？」

侑「いや、サムが女子に連絡先教えるなんて珍しいな思うて」

治「それは俺から聞いたからええねん」

侑「そんなことあるんやな～。な、どんな子なん？？」

治「ツムだけには絶対教えへんわ」

侑「ひどっ」

ツムなんかに教えたら絶対狙うんは目に見えとるもん。

ライバル増やしてどうすんねん。

明日Aと話せるやろうか。

あかんわ、もう俺めっちゃ好きやな…。