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8話 ページ8

…………
少し暴力表現あります









「お、よく見たらこの女結構良いカラダしてんじゃん〜ラッキーだなぁ!(ニヤ」









男は品定めするように私に顔を近づけてきた

あぁ、生ゴミの吐く息が臭くてたまらない









「お、お嬢さんが痛がっているだろ!………っ離せよっ!!」









「うるせぇんだよォ!!」








そういってもう一人の男はブタのぬいぐるみを抱えて泣いている彼の頬を殴り飛ばした








『!?』








「ガハッ!!………………うっ……痛いよぉ(泣)」









彼はしゃがみこみ、頬に手を当て大声で泣き叫び始めた









ブチッ……









そしてその瞬間、何かがキレる音が聞こえた









もう我慢できない…









「へっ!…さぁて、お楽しみと行きま『おらあっ!!!』…カハッ!!」









私は髪を引っ張りあげる男のみぞおちを目掛けて思い切り殴った







そして表情を歪めながらよろめいて、腹を抱えているこの男の頭に回し蹴りを入れると、男は倒れて意識を失った









「お……お嬢さん………?」









『おいコラ……もう終わりか?あぁ??』









「ん?……って、愛桜さん!?」









最後の男に馬乗りになり、襟を掴み引っ張っていると、聞き覚えのある声がした









「愛桜さん!それくらいにしときなよ!!もう気絶してるって!!」









『あ?…………って、二郎君!……あ、私もしかして……』









「そーだよ。護身術教えたとはいえやり過ぎ〜」









私はパッと男の襟を離して立ち上がった



いっけね!前に護身用に習ったから調子に乗っちゃった(てへぺろ♪)←←








警察を呼ぶと二郎君に言われ、私は青年の元へ駆け寄った









『……ねぇ、大丈夫!?』









彼はうつむいたまま何も喋らず、ただブタのぬいぐるみを抱き締めていた









『ねぇ、良かったらbarに来ない?傷の手当てしないと…』







そういうと、コクりと頷いてくれた









『そういえば、二郎君はどうしてヨコハマに?』









「あぁ、いつもの!」









いつもの?……あぁ、あれか




『なら彼をbarまでおぶってくれない?傷の手当てをしたいの』









「うん!もちろんいいぜ!!」







そういって青年をおぶって、3人でbarに向かった

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作者名:*ビターチェリー* | 作成日時:2019年10月19日 19時

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