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4話 ページ4

……









彼にyesと答えようとした瞬間、ふと、疑問が脳裏を過った









あの写真合成なんじゃ………








左馬刻は女遊びをする人なんかじゃない…









簓は私を騙そうとしているんじゃ……









『…………でも、この目で実際に見た訳じゃないし、彼の口から聞いてみてからに…する。』









「あの男が本当の事を言うとは限らねぇぞ?」









サングラスをかけた男性は耳元でそう囁く



一瞬だが、この人の言葉を受け入れようとした自分がいた









この男の発する声と言葉は、人を引き込むような力がある



まるで“詐欺師“のような……









『と、とりあえず!簓と手は組まないから!!』









私はそういって最後の力を振り絞るように立ち上がって控え室から逃げるように立ち去った









あのままyesと答えていたらどうなっていただろうか









私は体調不良といって急遽仕事を休み、その足で左馬刻の組の事務所に向かった

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作者名:*ビターチェリー* | 作成日時:2019年10月19日 19時

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