30話 ページ30
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(碧棺兄妹の戦闘を陰で監視中)
あの女、また単独行動か………
「合歓、お前やっぱり………」
「ぐあッ!!…………ッハ!!…お、にいちゃん?」
「合歓、なんだよな?」
「あ、あれ…私どうして…お兄ちゃんッ!会いたかった!(ギユッ」
「合歓!良かった……(ホッ」
…は?どうして、碧棺合歓の人格が変わった?
あれほどにくんでいたのに…
あれじゃあまるで……何かが解けたような…“洗脳“、なのか
『グッ!!……』
その瞬間頭に激痛が走った、頭がズキズキ、ガンガンと痛む…
そのまましゃがみこみ頭を抱える。彼等との記憶を思い出そうとすると、拒絶するように頭痛に苛まれるのだ
そんなの、知らない知らない知らないッッ!!
『これはッ、上に報告しなくては……』
そうボソリと呟き、ゆっくりと立ち上がりその場を去った
▽・▽・▽・▽・▽
*痛い、苦しい、哀しい、怖い…………左馬刻に触れたいよ
▽碧棺左馬刻は敵…だから殺さなくてはならない
*左馬刻は悪くない、そんなの嘘だ
▽嘘じゃない、無花果様達が全てを教えてくれたんだ
*じゃあ、どうしてワタシは泣いてるの?
▽……どうして、アタシ泣いて…違う、違う!!
*左馬刻は大切な人、ひとりぼっちにさせないって決めたでしょ?ワタシが支えるって
▽黙れッ!お前はいらない!!!
*…合歓ちゃんが、元に戻って良かったな__
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作者名:*ビターチェリー* | 作成日時:2019年10月19日 19時