23話 ページ23
………
ッ!?…乱数の声が脳に直接響くように、エコーがかかっているように聞こえる!
『…!!それは…青信号を渡っていた母にッ……居眠り運転をしていた車が突っ込んできたって…』
あれ、2年前だったっけ?……もっと昔だったような……ううん。違う、2年前だよね…
「何も知らないんだね……愛桜は」
『どういうこと?………………っ!……左馬刻!!』
背後に気配を感じ後ろへ振り替えると、そこには左馬刻が立っており今まで吸っていたのであろうタバコを捨てて足で踏み煙を消した
「悪いなぁ…愛桜。俺はお前にずっと黙ってたことがあってよぉ(ニヤ」
『……え?』
何いってるの?
「…俺様が殺したんだよ。お前のかーちゃんととーちゃんをよ(ニヤ」
『えっ!?…どうして…………?』
待ってよ
「お前らがうざかったんだよ。大体テメェとずっと仲良くしてやってたのも全部”カラダ”目当てだったしな笑」
じゃあ父を可笑しくしたのも左馬刻ってこと?
『っ!…………じゃあ、恋人になったのも全部…「あぁ、テメェとヤんのは最高だからなぁ?-w-w感謝しろよ、ずっとお前を守ってきてやったんだからよぉ?」』
そういって顔を私に近づけてきた
嘘なら早く嘘だと言ってほしい
でも何年も一緒にいるのだから彼のつく嘘位簡単には見破れる……でも今の左馬刻の表情は嘘をついている顔ではなかった
「…ハッ!言ってたぞ、お前の両親が「娘だけは助けてくれ」ってな!!
まぁ、今さら関係を壊すなんてことしねぇよなぁ?
ヤ◯ザの恋人を怒らせたら怖いのなんてわかってんだろ?(ニヤ」
………その瞬間、ブツリと私の中の何かが切れる音がした
『……さない』
「あ?どーしたんだよ。」
『……お前だけは絶対に許さないッッ!!』
「おーーーっと!…………ふむ、完了だな」
彼女はそのままへたりと気絶し、俺は彼女の腕をつかみ上に上げたまま彼女の顔を見つめた
いくら強い心を持ってても弱点を引き出せば、幻覚が効く。だから彼女の純粋な心を利用させてもらった
《違う!左馬刻は関係ないっっ!》
かなり時間がかかったがその分効果は長く持つだろう。
面白くなりそうだなクスッ
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作者名:*ビターチェリー* | 作成日時:2019年10月19日 19時