苦くて甘いカクテルで酔わせて【碧棺左馬刻】【ヒプノシスマイク】 (ページ16)

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16話ページ16

………

「うまい！いつもはサンドイッチだったからしんせんだな！」

「そうね！左馬刻様が作ったクリームパスタ美味しい(//∇//)」

「おら、おかわりもあんぞ！」

「「いただきまーす！！」」

隣の休憩部屋騒がしいね～。まぁ左馬刻のご飯美味しいのは当たり前だし、料理人さんは下ごしらえがあるからね

私は１人楽屋でインナーコルセットを着ていると、コンコンこんとノック音と共に左馬刻の声が聞こえた

『どうぞ～』

そう言うとガチャリと扉が開き左馬刻が部屋に入り、ソファに座った

「まだ飯食ってねぇだろ。持ってきたから食えよ」

『ありがと。……ってまだ着替えてないの？』

左馬刻を見るとまだ制服を着ておらず、手に持っていた

「いや、なんつーかめっちゃ見られるから着替えづらくてよ(--;)汗」

ほー。まぁ、男の人でも左馬刻に抱かれたい～!!って人多いからね～

『なら、ここで着替えちゃえば？ここ私専用だし背中向けてるから…いただきます！(^ー^)』

彼と交代にソファにすわってパスタを食べ始める。

『うん、やっぱ左馬刻の料理は格別!!美味し～(*´∀｀)』

「………………ほんっと無防備だな」

『ん？ふぁにふぁいっふぁ？(もくもく)』

ソファに座ったまま顔を上げて左馬刻を見ると、彼は少し怒ったような表情を浮かべ私の頬をスリ、と撫で顔を近づけてきた

「あんま無防備にしてんじゃねーよダボ…。」

『……………大丈夫!私が無防備になるのは左馬刻が傍にいるときだけだから!!(ニコ)』

そう笑顔で微笑むと、彼もふ、と笑い着替えを再開した

『ごちそうさま！さーて、着替えなきゃ……って、左馬刻眼鏡!?珍しい…( ゜o゜)』

ウェイターの制服を着て眼鏡を掛けている彼に近づき眼鏡を外すと、彼は驚いた顔をしてこちらを見た

『ふふっ、なんか昔みたいだね。5年前位かな？』

「あん時は俺もお前も見習いだったな(苦笑)」

『だね！…さて、ちよっと左馬刻ここ座って！髪やってあげる♪』

眼鏡掛けただけじゃ左馬刻だってバレバレだし、といって彼を鏡の前に座らせた

「ふーん……なんかうさぽり公みてぇだな……」

『左馬刻のアホ毛を隠して、七三風ヘアにしたの！うん。似合ってるよ！！』

「んじゃ、作戦通りにな!」

『了解!左馬刻も頑張ってね！』