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「なあ、ごはんいこーやー」
大倉さんは最近、私の家のベルをよく鳴らしてくる。
「もう、、、、連絡もせずに来ないでくださいよ！」
「えーだって暇やろ？」
今仕事から帰って来たばっかですけど？
「1人でご飯食べるの嫌いやねん、ええやろ？あ、安も来るから。」
「……もうわかりました！」
大倉さんは気を使ってか、大体誰かを呼んでくれてれてる。
……私はあんまり気にしないけど。
「今日はイタリアンな！」
嬉しそうに微笑む大倉さんは本当に食べることが好きなんだと思う。
紹介してくれるお店はどこも美味しいし。
「はよ準備してやー」
「わかりましたっ！」
勝手に部屋に上がり込んでソファで大倉さんはいつも居眠りをする。
1番最初部屋に来た時は私の部屋をジロジロと観察してたけど！
「できましたよー」
10分後、大倉さんに声をかけるともうスヤスヤと爆睡してた。
「大倉さーん？」
そっと肩に触れる。
…起きない
「忠義くーーーー………」
ふざけて名前で呼んでゆさゆさと肩を揺さぶる。
その瞬間私の体は大倉さんに引き込まれた。
「………なつみ…」
小声で呼んだ女の人の名前
なつみ……って大人気モデルの小林なつみ？
「………ちょ…！私！！Aですから！」
バシバシと大倉さんの胸元を叩く。
「ンア？」
大倉さんがパチリと目を開けた。
「…………ごめん、間違えたわ」
「…………」
間違えたって。
どんだけ失礼なの？？？！
でも大倉さんの表情が暗くて、なにも言えなかった
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作者名：凛 | 作成日時：2017年8月19日 16時
