トモダチ降格【名前変換オリジナル】 (ページ2)

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42：心の傷みと痛みページ2

思わず駆け寄りたくなる

隙をついて太田から離れることができた

しかし、

「あれは日向？」

Aは日向に抱きついて泣いている

まるで俺が悪いかのように。

これだと日向にとられる

『彰太ってさ好きな人、Aでしょ？』

『実は俺もなんだよね(苦笑)』

それでも構わない。Aが泣いているなんて放っておけない

近くによるといつも笑ってる日向が真顔だった

こいつはAのこととなると...

「A...どうしたんだ？」

「おい彰太、よくそんなこと言えたな。Aの気持ちを踏みにじりやがって」

こいつは勘違いしている

弁解しようと口を開いたところで頬に激痛を覚えた

「心外だよ。もうAに近づくな」

ヒリヒリと痛む頬を耐えながら口を開き、消え入るような声で言った

「俺は...Aのこと......こんなにも好きなのに.......」

たぶんこの声は俺にしか聞こえなかっただろう

そう。一番聞いてほしかったAにも