四話 ページ4
rbr side
見慣れた道を歩き、校門をくぐる。
5月下旬、梅雨が始まった。
階段を登り、2年A組の教室に入る。
するとトントンがこっちを向いて挨拶をしてくる。
tn「あ、ロボロ、はよ」
rbr「はよ〜」
席につき、いつも通り雑談をする。
ゲームの話とか、最近のニュースの話とか。
まあどんどん話逸れてくけど。
10分くらい話した頃、急に廊下が騒がしくなった。
rbr「え、何なんこの騒ぎ」
tn「ロボロ知らんの？」
頭がハテナでいっぱいになっていると、目の前にいるトントンがニヤリと笑った。
rbr「え、なになに怖い」
tn「ふは、ロボロ、見に行ってみ」
rbr「え、あっち？」
tn「おん」
トントンに言われて、教室を出る。
rbr「なんや……？」
周りの背が高すぎて、見る事が出来ない。
改めて自分の背の低さを知る。
悲しっ
だが、この小ささを生かしてできる事があるのだ。
俺は周りの奴らの小さな隙間をススッと通り、なんとか最前列まで行く事ができた。
みんなの視線の方に目を向けると、そこには一人の女子生徒がこちらに歩いてきていた。
綺麗だ。
それが最初に出てきた言葉だった。
黒く艶のある髪、小さい顔、細い足。
一瞬だけ、目が合った気がした。
ドクン、ドクン、ドクン
心臓がいつもより早く動く。
そして、顔に熱が溜まっていく。
なんだ、これは。
誰だろう、あの子は。
3年生か？それとも2年生で他のクラスの子なのか。
じっとしてはいられなくて、取り敢えずその場を立ち去った。
戻っている途中も、熱は逃げていかない。
教室に戻って、トントンの所へ行く。
tn「あ、ロボロ」
rbr「トン、トン」
tn「どうしたん、めっちゃ顔赤いで」
rbr「あかん、一目惚れしてもうた」
これが恋の始まりだった。
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瑛南(プロフ) - ひとほ＆まご＿Magoさん» そうなんですか…！！これからも頑張って下さい！！コメントありがとうございました！ (2021年5月1日 11時) (
レス) id: 2c675d9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
ひとほ＆まご＿Mago(プロフ) - 私も放送委員なんですが……天の声さんを意識して入りました。 (2021年4月29日 17時) (レス) id: 542167216b (このIDを非表示/違反報告)
瑛南(プロフ) - Luna@ルーナさん» ありがとうございますぅぅぅぅ……rbrさん好きなんですよ…コメントして頂いて本当に感謝です！！これからもよろしくお願いします！！ (2021年4月26日 20時) (レス) id: 2c675d9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
瑛南(プロフ) - なコさん» コメントありがとうございます！いや主さん神すぎません？？なんでそんな褒めてくれるんですか！！嬉しすぎて死にそうです本当にありがとうございます！！！これからもよろしくお願いします！！ (2021年4月26日 20時) (レス) id: 2c675d9ba5 (このIDを非表示/違反報告)
Luna@ルーナ(プロフ) - ん"ん"ん"尊い…好きです（） (2021年4月26日 19時) (レス) id: 2c7f684a4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑛南 | 作成日時：2021年4月14日 15時
