ep.4 2/3 ページ5
貴「すみません。じゃあお言葉に甘えて…」
急遽数十分前に出会った玉森さんに送って頂くことに。車が止めてあるという駐車場まで歩いて向かう。
玉「この時間まで仕事ってAさんは普通の会社員?」
貴「そうですよ。休み前だったんでいつもより仕事が多くて…」
大変そうだねえなんて玉森さんは気だるげに言う。
暫く歩くと駐車場についた。その場所は地下駐車場で他に車は泊まっていなかった。
玉「はいどーぞ」
そう言い助手席の扉を開けてくれる。
私はありがとうございますと一言かけ車に乗り込んだ。
車が発車した。それから主に仕事の話をしながら車は進む。エンジン音だけがする車内
少し揺れる車内に心地良さを感じ、私は眠ってしまった。
…さん…Aさん!
誰かが私を呼ぶ声で目が覚める。
玉「あ、起きた。」
貴「ここは?」
玉「俺の家の前です。Aさん、家の場所言う前に寝ちゃうから笑」
貴「すみません笑」
玉「俺ソファで寝るんでよかったら来ます?」
家に…って事だよね。これって断るべきなのかな。嫌でも…今断わって家まで送ってもらう訳にも行かないし…仕方ないよね
貴「あ、はいじゃあ」
私はそう答え車を降りる。
家は一人暮らしとは思えないほど広くて圧倒された。
玉「シャワー浴びます?」
私は返事をし、お風呂場に入った。お風呂も私のお風呂場の倍ほどの大きさで驚いた。
貴「…なんか今日は長かったな…」
楽しそうにデートに出かけていく希の姿を思い出しなんだか心がモヤモヤする。
よくわからない感情にとまどいながらシャワーから出ると私と入れ違いで玉森さんはシャワーを浴びに行った。
玉森さんから大きめのロングTシャツを借り身に纏う。
袖の部分がぶかぶか少し驚いた。
ソファに座り少しすると玉森さんがシャワーから出てきた。
上半身は裸で思わず目を逸らす。
玉「あ、ごめんなさい笑いつもの癖で」
そういいTシャツを着ている。そして冷蔵庫から缶を二本取り出し私に差し出した。
玉「どうぞ」
差出したものはチューハイだった。少し喉の渇いていた私はそれを受け取り1口飲む
玉「それにしてもAさん気をつけてくださいね?」
貴「?何の話ですか?」
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月14日 19時