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ep.28 ページ35

藤「ミツの彼女、大丈夫だった?」

貴「あ、大丈夫…でしたよ。でもどうして?」

横「Aさんが追いやられてるように見えたから」

二人で話しているのをまさか見られているとは思わなかった…。

貴「会話、聞かれましたか?」

恐る恐る聞くと正直、聞こえてしまったと2人は申し訳なさそうに私に謝ってきた。
聞かれてしまっていたら言い訳をするにも難しい。


横「仕方ないけど北山に言うしかないよね」


珍しく噛まない()横尾さんの発言に藤ヶ谷さんも賛同する。だけどそれを2人の口から聞いた時の北山くんの立場を考えたら凄く悲しかった

貴「言わない方がいいと思います…。北山くん自信で気付けた方がいいと思うから…」

藤「それもそうだね。何かあったら俺かわたに相談して?」

貴「分かりました。ありがとうございます」

お疲れ様でしたと声をかけ外に出る。何だか長い一日だったな。私は疲れた体を引きずりあの人の元へ向かう。



貴「ただいま。」

玉「おかえり。遅かったね」

裕太は私を玄関まで出迎えにきてくれる。そして裕太はすぐ私の異変に気がついた。

玉「ミツの彼女、どう思った?」


貴「綺麗な人だと思ったよ。」


そうじゃなくて。と裕太は少し怒っているようにも見える。

玉「あの子なんかあるでしょ」

貴「なんかって…?」

玉「自分が一番わかってるでしょ?」

裕太は私と彼女さんの話は聞いていなかったろうし裕太の前ではニコニコと笑顔を振りまいていた…

貴「なんでそんなの分かるの?」

玉「見た瞬間分かったよ。これミツに言えば別れるかもよ?」

そうすれば付き合えるんじゃない?なんて裕太は笑う。




貴「そんなことするつもりはないよ」

玉「は?なんで。」

貴「ずるいじゃんそんなの」


私が北山くんを好きで北山くんと付き合いたい。なんて思ってるのは本当の気持ち

だけど北山くんは彼女さんの事が好きなんだ。それを無理やり引きはがすような行為は絶対にしたくなかった。


玉「ほんとどこまでもお人好しだね。でも時間の問題だよ。ガヤさんと横尾さんも怪しんでた。」

貴「…そうだね」

玉「まあ付き合わせる気なんかさらさらないけど」

裕太は私の首に冷たいペットボトルをあてる。いつものサイダーだった。



玉「また来週2日間撮影残ってるんだし。ちょっと体休めよ?」


貴「…ありがとう」

時々きつい言い方な裕太だけど内面はとても優しくて少しだけ強ばっていた心が解れた気がした

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設定タグ:キスマイ , Kis-My-Ft2 , 北山宏光   
作品ジャンル:タレント
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月14日 19時

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