ep.18 ページ24
二「ミツおせーよー」
宏「ごめんって笑」
現れたのは北山くんだった。北山くんは空いている席に腰をかける。それとほぼ同じタイミングで、裕太は口を開く
玉「ミツ、紹介するね俺の彼女のA」
北山くんと数秒間目があった。驚いた顔をしていたけれど空気を読んだのか私から目を逸らした。
宏「おお、よかったな笑」
北山くんは笑っていた。
二「やっぱり彼女がいるミツは余裕があるな〜」
二階堂さんは流石なんて言って北山くんに拍手を送っている。やっぱり彼女いるんだよね
玉「あれ、ミツって付き合ってどのくらいだっけ?」
藤「もう2年以上になるんじゃない?」
北山くんの方を見てもそれに関しては何も言おうとしない。
私はあまり飲み過ぎないようにと配慮はしたもののたくさん勧められてしまってまた飲みすぎてしまった。
飲み会はお開きになり皆さんとも解散した。
玉「ふー楽しかった?」
貴「裕太横暴すぎだよ…」
玉「ごめんごめん笑、でもミツは相当意識してたよ」
裕太は小さく笑う。そして私達は車に乗り込んで裕太の家まで共に帰った
私はシャワー室に入る。
シャワーから出ると裕太は私を手招きした。
白いふわふわのタオルで髪の毛をごしごしとふかれドライヤーまでかけられる。
貴「至れり尽くせりじゃん」
玉「いつも髪濡れたままでシてると雫こぼれて冷たいの」
裕太は鼻歌を歌いながら私の髪を弄んだ
玉「なんか飲む?」
貴「飲みたい」
玉「はい」
私の好きなサイダーだった。いつの間にか裕太の家の冷蔵庫には私の好きなサイダー。冷凍庫には抹茶アイスが常備されている。
玉「これ飲んで待ってて」
裕太はシャワー室へと消えていった。
裕太の背中を見送りながら今日一日を思い出す。
メンバーの中でも1番大人っぽい藤ヶ谷さん
みんなを笑って見守ってる母親みたいな横尾さん
まるで兄弟みたいに楽しそうな二階堂さんと千賀さん
裕太のことが好きでアニメオタク…らしい宮田さん
そして北山くん。
一人一人の顔を思い出しながらサイダーを飲んだ。お風呂上がりの熱い体に冷えたサイダーが染み渡る
玉「ミツは彼女とデビュー前から付き合ってるんだよ。」
貴「そうなんだ。」
玉「俺も詳しくは聞かないからわかんないけどミツは彼女を俺たちに会わせた事はないし、ライブにも呼ばない。」
その理由は、よく分からないけど詳しく掘り下げるのはよくないと本能がストップをかけた。
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月14日 19時