ep.1 ページ1
出会いの瞬間に運命を感じていた。
きっとこれは偶然じゃない…
私、Aはとある中小企業の会社員です。
残業をやり遂げ家を帰ろうとしていると
貴「わっ!」
誰かにぶつかってしまった。
その勢いでコケてしまい履いていたヒールで足を捻ってしまう。
貴「痛あ…」
?「すいません大丈夫…じゃないですよね。」
私に手を差し出した男の人は小柄で童顔な人…高校生とかかな。
貴「ごめんなさいありがとうございます…いたっ」
立ち上がると捻った足の痛みでまたしゃがみこんでしまう。私を心配した男の子はベンチまで着いてきてくれた。
?「すいません。全然前見てなくて…」
貴「大丈夫ですよ。そんなことよりこんな時間に1人で大丈夫ですか?」
?「え…大丈夫ですけどなんで?」
貴「学生さんじゃないんですか?高校生とか」
私がそういうとその男の子は吹き出した。
?「え笑おれ高校生に見えます?こう見えても結構大人なんすよ?」
そういい彼から年齢を聞いて驚いたと同時に高校生なんて言ってしまったことを申し訳なく感じた。
貴「すみません失礼な事言っちゃって」
?「いいっすよ全然笑 それより歩けます?」
貴「あ、大丈夫です!」
?「なんかあったら連絡してもらっていいすか?」
そういい彼はスマホを取り出した。私もスマホを取り出した。すると彼は慣れた手つきで電話番号を登録した。
貴「あ、ありがとうございます
?「いえいえ。俺これから仕事なんで失礼しますね。気をつけて帰ってくださいね。じゃ!」
そう言い彼は颯爽と帰って行った。これから仕事って夜勤とかかな…なんて考えながら私は
少し足を庇いながら家へ帰る。
翌日病院に行くと軽い捻挫だった。
これからヒールを履くのは辞めよう。なんて決心する私。
そして昨日の彼の顔が浮かんだ
結局あの時の童顔の方名前聞き忘れちゃったな。
またどこかで会ったらちゃんとお礼しないと。
なんて思いその日は眠りについた
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作者名:とまと | 作成日時:2019年8月14日 19時