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周りを見ながら小松田さんについていく。
もちろん、ほかの生徒たちがいるところを通っているので、
私は注目される。悪い意味で。
やれまた来ただの、やれさっさといなくなれだの
かなり悪口を言われている。
そうやって先入観で決めつけるからダメなんだよ。
見ただけで疑うとか、警察か、あんたら。
私を見ている目の中で、乱きりしんがあった。これはつらい...。
しばらく歩くと見覚えがある庵があった。
小松田「ここが学園長先生の庵だよ。」
小松田「失礼します。」
「し、失礼しまーす...」
いつも軽い感じで見ている学園長に対してこんなに緊張するとは思わなかった。
学園長「ほう。お主が新しい天女か。まあ、座りなさい。」
「は、はい...」
怖えー超怖えー
座布団が敷かれたが、あえて横にどけて畳の上で正座した。
そのことが意外だったのか、学園長は「ほう...」と言った。
早く話し進めてくれませんかね。
ちなみに三年は部屋の外でいる。
学園長「まずお主の名前と歳を教えてくれんかの。」
「松野Aです。12歳です。」
学園長「若いのう。今までの天女は13〜16くらいだったかの。」
「そうなんですか...」
学園長「やはり、あの伝承どうりじゃ。」
「で、伝承?」
学園長「その伝承とはの...」
そのあと、伝承の話を聞いた。
なんでも、100年に一度未来から女が1年に五回来るという言い伝えで、
4番目の女までは13〜16歳で悪事を働き、最終的には殺されたそうだ。
そして5番目の女は12歳で心優しく、老いて死ぬまで幸せにそこで暮らしたらしい。
その女たちはいずれも空から降ってきたので「天女」となずけられたらしい。
学園長「...とこんな感じかの。」
「なるほど...」
学園長「さて、これからお主には忍たま、くのたまそして教師たちに挨拶をしてもらわねばならぬ。」
「え、それって殺されるんじゃ...」
学園長「大丈夫じゃ。お主は三年の六人とはすでに仲良くなっているみたいじゃし、お主の前にわしが伝承のことを皆に伝える。安心せい。」
「わ、わかりました。」
私は半信半疑でそう言った。
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作者名:シロラ | 作成日時:2017年2月26日 22時