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杏・千「いただきます」
結局食べる気なんて起きず、杏寿郎さんを待っていた
杏寿郎「やはり、Aの飯は美味いな
わっしょい!」
「美味しそうに食べてくれるおふたりのおかげで私もとても美味しく感じます」
自然と笑顔になっていく
千寿郎「姉上!今度僕にも料理を教えてください!」
私が本物の姉ではないことを知っているにも関わらず姉上として慕ってくれる
「もちろん、杏寿郎さんのために2人で練習しようね」
杏寿郎「今夜、また任務がある
昼過ぎには出る!夕餉は不要だ!」
しばらく黙っていた杏寿郎さんが告げる
「お忙しいんですね…お気をつけて」
精一杯の笑顔
杏寿郎「あぁ!千寿郎を頼む!」
少しだけ寂しそうに俯く千寿郎くんの頭に優しく手を乗せる
「任せてください!
一緒にお料理作って勉強しよ!」
と、千寿郎くんに微笑みかければ嬉しそうに顔を上げる
千寿郎「はい!」
輝く目で見つめてくる千寿郎くん、その光景に嬉しそうに微笑む杏寿郎さん
"任務になんて行ってほしくない"
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作者名:さやえんどう | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tm812/
作成日時:2021年1月24日 22時